9月19日、厚生労働省に東リ偽装請負請負事件の 要請行動を行ったが、 厚生労働省の対応はデタラメだった。

東リ本社工場の偽装請負を兵庫労働局に申告して、すでに2年半が経過している。LIA組合として是正指導を求めているが、兵庫労働局は、一向に判断を示さない。

兵庫労働局を指導するよう厚労省に要請するのも、昨年7月に続き今回が2度目となる。要請にはLIA労働組合と弁護団、支援労組、議員秘書が参加した。厚生労働省側は、職業安定局需給調整事業課課長補佐以下職員4名が対応した。

今回交渉で厚労省の担当者が用意していた回答は、「兵庫労働局は適切に対応している」「個別の案件にはお答えできない」「労働局の判断は結果のみ伝え、判断の経過は伝えることはできない」の3つのフレーズで、これを何回も繰り返した。

そういう対応ではあったが、東リの偽装請負を申告した件についてただすと、「兵庫労働局としては、(東リでの就業実態に)法違反の事実は確認できなかった。この判断は申告者に報告した。」という驚くべき回答が飛び出した。要請団にとって全く初耳だ。そのような報告を受けた事はない。受けてないからここに来たのだ。発言は全く事実と異なる。

要請団が怒りを抑えて、「では、一体いつ私達に報告したのか。その日時を教えてもらいたい。」と質問すると、厚労省の担当者は答えられない。

「今すぐ電話して確認してください。」と求めて待つこと30分。厚労省職員は、2018年10月16日に(私達に)報告したという。これは全くの嘘。その日、確かにLIA労組と弁護団は兵庫労働局を訪れたが、それは早く判断を出すように督促に行ったのであり、労働局からそのような報告はなかった。またその日以降も偽装請負の追加資料を提供し追加のヒアリングも行われた。その結果が問題なのである。

その点を改めて追求したが、答えに窮した厚労省職員は、「(兵庫労働局の)担当の職員が本日休んでおりまして…」と答えて議論の幕引きを図った。結局、事実関係を確認し、後日回答ということになった。

厚生労働省の対応は、偽装請負という法違反を是正しようという姿勢を一切感じられない対応であったが、それ以前に問題なのは、2週間も前に要請書を送っているにも関わらず、まともに事実確認もせず、追及されれば、「無い」ものを「あった」と言いくるめてすまそうとする官僚の退廃・劣化である。