9月26日、コミュニティ・ユニオン全国集会に参加しました。コロナ感染拡大の問題もあって、例年は2日間で開催されますが、今年は1日にプログラムを縮小して行われました。ということで、全体集会のみで、分科会はありませんでした。参加人数も全体で約130人で、会場は感染防止対策のため、隣の席を一つづつ空席にする処置が取られました。今回は初めてオンラインによる参加、YouTube配信など、新しい試みも行われました。

 昨年の姫路の集会では、韓国から韓国非正規職労働団体ネットワークのなかまの参加もありましたが、今年はビデオメッセージでの連帯の挨拶となりました。また来賓として福島瑞穂参議院議員のZOOMによる連帯の挨拶もあり、コロナ禍の中での雇用問題への取り組みなどが報告されました。

 争議特別報告では4団体から報告がありましたが、名古屋ふれあいユニオンの外国人労働者のコロナを理由にした雇い止めについての報告は、今後、深刻化が予想される問題に、全国に先んじて取り組んでいるという印象を受けました。東リ偽装請負闘争の報告は、特別報告では4団体の枠もあり、取り上げられませんでしたが、夜の夕食会で2団体の争議報告の枠が設けられ、そこで東リ争議をアピールすることができました。

 さて、今回の集会開催地は横須賀。横須賀と言えば米国海軍基地。米軍基地は沖縄の問題だと思われがちですが、実は神奈川県は横須賀、厚木、座間など沖縄に次ぐ米軍基地を抱える土地柄。そして横須賀は米国海軍第7艦隊の司令部、同時に海上自衛隊の司令部が置かれているところでもあります。

 非核市民宣言運動ヨコスカの新倉裕史氏からの横須賀報告では、反戦平和運動の取り組みが紹介されました。横須賀では40年以上に渡って、毎月最後の日曜日に月例の反戦平和デモが行われており、今年9月で522回を数え、今や街の風景になっているとのことでした。そこに至るまでには、石を投げられたり、唾をはきかけられたりしたこともあったそうです。

 一番驚きであったのは、横須賀は原子力空母ロナルドレーガンの母港ですが、横須賀ではその原子力空母の定期点検・修理が行われており、もちろん原子炉のメンテナンスも行われ、核燃料は取り除かれ、放射性廃棄物は横須賀港で積替えされているのです。もしそこでメルトダウンのような大事故が起こったら、横浜までは壊滅的な被害、首都圏は酷い放射能汚染に曝されるということでした。単に戦争のための基地というだけでなく、常に市民生活を脅かす危険を孕んでいるということがわかりました。

 その他、横須賀からは海上自衛隊の中東への海外派兵も行われていて、横須賀は、安保関連法によって日本の戦争できる態勢が出来上がっていることを、肌身を持って感じることができる場所であると思いました。

 来年の開催場所は静岡です。コロナ禍が収束し、多くのなかまが一堂に会し、美しい富士山を見ながら、集会が成功するように期待しましょう。(田)