不当解雇は許さない

竹信三恵子さん講演:争議の意義を確認

昨日、『ワツコ㈱の試用期間不当解雇撤回の闘いを支援し、若者が人らしく働き続けられる社会をめざす会』の第2回総会と、竹信三恵子さんの講演会が、大阪市内で開催されました。なかまユニオンや、連帯する労組の組合員他、関係者以外にも、チラシを見て来られた一般の方など約40名弱がご参加くださいました。

 第1部の総会では、主催者あいさつの後、会事務局から経過報告や会計報告・予算・役員人事などについて報告があり拍手で確認。解雇された当事者のAさんから分かりやすい経過報告と「解雇されて初めて自分の事として労働問題を考えるようになった。絶対に解雇を撤回させたい。若者も労働問題に関心を持ってほしい。」との決意が語られました。

連帯あいさつとして東リ偽装請負争議を闘うLIA労組から「3・23東京総行動や4・1東リ本社宣伝行動(7:15猪名寺駅集合)への参加を」との訴えや連帯労組関西生コン支部からの連帯あいさつがありました。

 第2部は、ジャーナリストの竹信三重子さんに『若者に労働環境はなぜ悪化したのか~人らしく働き続けるために』と題してご講演いただきました。和光大学で教鞭をとって多くの若者と接した豊富な実例の中から、キャリア教育の車の両輪として「労働権教育」の重要性が強調されましたが。その労働権教育さえも「ワークルールを学んで自分の身は自分で守りましょう」という新自由主義化が進んでいるのではないかという指摘は、重要な指摘だったと思います。「相談窓口や労働組合など社会的支えが機能しないとワークルールを学んでも新しい自己責任論に転換されてしまう」

 「ワークルールも仲間がいて初めて使える」ということを若者たちに伝えていく必要があります。労働組合や社会的連帯の力で、やり返していく実例を作るという意味をワツコ争議は持っている、そのことを改めて確認できました。

 質疑応答や連帯発言、行動提起の後、「団結ガンバロウ」を参加者一同で発声して散会しました。

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