5月9日
介護施設での不払い賃金裁判、神明会裁判は、5月9日(木)11時30分
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5月9日
2023年1月18日、なかまユニオン神明会ラ・アケソニア分会が、医療法人神明会に対して未払い残業代6千万円余りの支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こしました。その第7回目の裁判が、5月9日(木)11時30分、大阪地裁608号法廷であります。ぜひ、傍聴をお願いします。
●公正判決を求める署名活動●は、全ての日 12時30分 みのお市民活動センターのロビー集合 13時~14時署名集め 予定です。 ぜひ、参加お願いします。
医療法人神明会は、4か所のクリニックと12か所の介護老人保健施設・グループホーム・老人ホーム・通所リハビリ施設等介護施設、保育所等を展開するグループで、全体で700名の労働者が働いています。
介護老人保健施設ラ・アケソニア(大阪府箕面(みのお)市など)は、その中核ともいえる施設で、130人の労働者が働いています。なかまユニオン ラ・アケソニア分会は2021年6月、良心的な施設責任者を嫌悪した管理職が圧迫面接で退職に追い込んだ事件をきっかけに結成されました。
ラ・アケソニアの施設は古く労働環境も悪い上に、利用者の命を守る職種であるにもかかわらず、介護労働者の賃金はほとんど最低賃金から始まる低賃金。重い責任にもかかわらず、無いに等しい役職手当。さらに、夜勤前の「前残業」や、突発的な事件に対応するための予定外の残業、着替えなど仕事の準備のための時間の賃金が支払われず、15分未満の残業はカットされて、膨大なサービス労働が存在していました。
当然の結果として、職員の辞職が相次いで慢性的な人手不足の状態でした。
結成された分会は、労働環境の改善と労働条件の向上も要求し、団体交渉で交渉してきました。
法人側は、労働時間を1分単位での管理に改善するのと引き換えに、役職手当の改悪を行ないました。過去の不払い労働については「組合ができて職場改善に、お金がかかっている。払うということにならないから、裁判で請求してもらうしかない」と、団交に参加している弁護士は居直りとも取れる回答を行ないました。
新型コロナによって、労働環境はますます悪化する一方ですが、「募集しても人が来ない」と職員は増やされず、派遣労働者の投入でその場しのぎを続けている状態です。
今回の裁判は、まずは過去の未払い賃金を取り戻す闘いですが、団体交渉も並行し、働いた分の賃金は払う、職員が定着できる賃金を支払うことを求める闘いでもあります。介護労働者の労働条件の底上げを図ることが、利用者の待遇の改善にも必ず通じると思っています。
ぜひ、ご支援をお願いします。
公正判決を求める署名にも取り組んでいます。こちらもご協力をお願いします。