解決事例

解決事例

退職勧奨・退職強要

  • 新卒の薬剤師労働者が、サービス早出や商品の買い取りの強要に疑問を呈したところ、人事部長から退職を強要する面接をくり返し受けていた。団交を2回開催し、サービス早出を全社的に改めさせ、他の店舗への配転を伴うが、退職強要を断念させた。
  • コンサルティング会社で、社内SEが退職を強要されたが、団体交渉で退職勧奨を撤回させた。
  • 旅行代理店でパートで働いていました。新型コロナウイルスによる業績悪化で、考える時間を与えてもらえず「今すぐ部署異動して働くか、それがいやなら退職するか」と迫られました。金銭解決と、協定書には会社の遺憾を表しました。
  • 居宅・訪問介護事業所に入職したが、社長と交わした契約書があるにも関わらず、事業所長が退職を強要した。団体交渉で、解雇予告手当相当額で金銭解決をした。
  • 介護職として働いていたが1ヵ月もたたないうちに退職強要を受け、要求書を提出したところ要求どおりの月まで雇用期間延長させ解決した。
  • コンサルタント会社で強烈な退職強要を受け体調不良になった。団体交渉して、会社都合退職、傷病手当の申請手続きを取ること、金銭補償等を会社に約束させ解決した。
  • 大学の事務職員が、人間関係のトラブルを発端に、パワハラを受け退職を強要された。団体交渉では、退職強要をやめさせ職員のパワハラのない他部署への異動を実現した。
  • 精神疾患でトラブルが発生した看護師が、休職を強要され、退職届にサインをさせられた。団体交渉の結果、会社都合の退職と解決金を支払う内容で合意し解決した。
  • 特別養護老人ホームに採用された看護師が、退職を勧奨されていた事件。団交で、他の職員による排除行為やパワハラの事実確認を行い、法人の責任を追及し、納得できる水準での金銭解決となった。
  • 医療法人で秘書や受付業務を行っていた女性労働者が「コーヒーの出し方が悪い」と退職を強要された事件。団体交渉で雇用の延長と一定の生活保障、会社都合退職とすることでスピード解決した。
  • 塗装業で数分遅刻した事を理由に即時解雇された。労基署に相談などしているうちに「解雇してない。勝手に辞めた」等と主張しはじめた。代表者と電話で話をし、団交申入書を送付して解雇予告手当を支払わせて決着。
  • トラックの運転手が勤務態度等を理由に解雇されたが、団交申入書を送付し解雇予告手当の支払い、解雇撤回・会社都合退職で決着した。
  • 工場3ヶ所を稼働させるクリーニング会社で、本来1時間の休憩時間を45分しか取らせない、有給休暇を取らせない等で会社に文句を言ったところ即日解雇を言い渡された。交渉の結果、解雇撤回、会社都合退職、解決金の支払いで解決した。
  • 保健師が8月に退職する事を申し出たところ、「3月末でやめて。一緒に働けない」と逆に退職を強要され、ショックで出勤不能となった事件。団体交渉を2回開催し、相応の解決金を支払うことで納得できる解決となった。
  • 退職強要に続いて、経理から検品への不当配転を受けたが、一連の経過を会社のパワハラとして損害賠償を労働審判で求めて、納得できる金額で金銭解決した。
  • 警備会社で体力的に到底ムリなシフトを組まれ、文句を言ったところ、契約途中の12月末での退職を強要された事件。団交申し入れによって、退職強要は撤回された。
  • 警備を担当していたが、3月までの契約途中で退職勧奨を受けていた。3月末までの賃金を受け取り12月で会社都合で退職することで合意解決した。

解雇

  • 解体業の会社の営業社員が、得意先への不当な見積もりの指示を拒否したところ、ボーナスを大幅に減額されました。それについて社長に問い合わせたところ、解体の現場へ配置転換を命じられました。その後解雇され団体交渉も決裂し、従業員としての地位確認の裁判に訴えました。職場復帰はしませんでしたが、裁判長の職権和解により、満足のいく形で金銭解決しました。サービス残業の全額支給、裁判中の賃金の支払いも行われました。
  • 物流会社で遅刻や欠勤の連絡が遅かった事を理由に解雇通告されたが、団体交渉で撤回させた。又、就業規則を職場に掲示させるなど職場改善された。
  • 正社員として雇用されたが、給与の内訳を同僚と相談し会社に問い合わせたところ、「他の社員を巻き込んだ」として解雇。就労闘争の結果、納得のいく水準で金銭解決をした。
  • リサイクル・回収・再生を行っている会社で、「明日から来なくていい」と即時解雇されたが、団体交渉で解雇予告手当相当額の支払いで解決した。
  • 住宅リフォームの営業社員が、リフォームに関する社長の親戚の無理難題を断ったところ、突然「今日でやめてくれ」と解雇された上、離職票の離職理由欄に「重責解雇」とチェックされた事件。団体交渉で、懲戒解雇を撤回し満足のいく形で金銭解決となった。
  • 認知症対応グループホームで働く介護スタッフが、「会社の経営が思わしくない。給料一番もらっているあなたを解雇にします」と解雇予告されたが、団体交渉で解雇は撤回された。
  • 世界的にも有名な企業のグループ会社の大阪支店で働いていた事務員が、上司の取締役の退任に伴う事業所閉鎖を理由として解雇された事件。団体交渉で、納得の行く形で金銭解決。
  • 現場管理者として建築士事務所に勤めて1年半、突然解雇を通告されたが、事実と違う解雇理由に対し解雇撤回を求めて二度にわたる団体交渉を行い、解雇撤回 、会社都合退職、解決金支払いで本人の納得する解決を得た。
  • 建設機械の修理を行う会社の営業社員が、工場勤務を命じられ、床に溢れている油のせいで転倒し腰痛になったが、会社に労災申請の協力を求めたところ解雇された事件。団体交渉で、会社都合退職、金銭解決となった。

雇い止め

  • 衣料販売の期間社員が雇い止めを受けた。団体交渉で、使用できなかった有給休暇の買い取りを要求して金銭解決をした。
  • テレフォンアポンタ―が、1ヶ月契約の更新で働いていたが、一方的な査定で時給を下がられたり、賞金をもらえなかったことについて問題にしたら、更新されなかった。交渉の結果、会社は謝罪し、時給の差額、賞金、不更新についての解決金を支払った。
  • 派遣労働者が有給休暇を取得したところ、嫌がらせをされた上に6月末での雇い止めを通告されていた事件。団体交渉で、雇いどめの撤回、謝罪、有給休暇の新規付与等で解決した。

不当配転

  • ビル管理を請け負っている現場で、現場責任者に職務を果たすよう申し入れたところ、突然配転を提案され「断ったらやめてもらうことになる」と強要された事件。夜勤職場に配転を強要されていたが、団体交渉で、「本人の経験・資格・体力、家庭事情に配慮し、当事者の意見を聞いた上で」勤務地を策定することを確認し、夜勤の無い職場への配転が提案され、これを受け入れた。配転先で起こる諸問題について、協議しながら解決している。

派遣

  • 新型コロナウイルスによる業務低下を理由として人員削減により派遣会社から雇い止めを受けました。解雇予告手当・解決金の支払い、会社都合退職で解決しました。
  • 派遣社員として夜間の設備管理業務を続けてきました。しかし、突然に詳しい説明もなく、派遣先との契約を変更したのでと中途解除、退職を強要されました。雇用期間がまだ残っていることを訴えると、会社はこれまでとは職種も労働時間も賃金も全く違う業務への配転を提案してきました。解決金の支払い、会社都合退職とすることで解決しました。
  • 外国人派遣労働者が、派遣先でのきつい言葉使いに対して改善を求めたところ、契約途中で解雇されました。団体交渉で残りの契約期間の賃金の相当額を支払うことでスピード解決しました。
  • 派遣労働者が退勤時間を1分単位で記録しようとしたところ、派遣先担当者から「うちは15分単位だ」と注意され、契約途中での中途解約を告げられた事件。派遣元と交渉し、派遣元としての対応のまずさが事態をややこしくしたことを認めさせ残りの派遣期間の賃金を100%支払わせることで決着した。
  • 共済の電話受付担当として派遣された労働者が、まともな研修もないまま自学自習で電話に対応することを要求され、暴言を受け、雇用期間での雇い止めを通告されていた事件。派遣会社との交渉がもたれ、残っていた契約期間1ヶ月及びさらに1ヶ月間は、会社都合の自宅待機扱いにして100%賃金補償すること、次の派遣先の紹介を努力することで決着した。

試用期間解雇

・正社員採用3日目で解雇。就労闘争で、1ヵ月の解決金を支払わせ解決した。

・ドラッグストアに入社後、サービス残業などを指摘したところ、試用期間を口実に解雇された事件。団体交渉で、解雇撤回とはならなかったが、解決金の支払い、会社都合退職で、解決。

不当処分撤回

株式会社が母体となった保育所で、お迎えの時刻をめぐり電話で保護者と保育士で行き違いがあった件について、十分な事実確認もしないまま一方的な謝罪を強要していた事件。団体交渉で、保護者からのクレームは事実無根であることを確認し、保育士に始末書を求めた業務命令を撤回させました。

会社都合退職

有給消化をして退職すると会社側に申し出たが拒否された。団体交渉では退職理由を会社都合退職に変更し、消滅してしまう有給休暇の一部買取を認めさせた。

残業代不払い

  • プラスチック成型工場で20年近く働いてきました。団体交渉を開催し、毎日55分間の残業代不払いを2年分、土曜日休日出勤手当未払い2年分を100%支払うこと、2年間遡及して(過去にさかのぼって)雇用保険に加入手続きを取ることを認めさせました。
  • 広告代理店の残業代不払いで、残業代を大まかに算出して請求し、正確な退勤のデータを提出させ、再計算して、支払わせた。

賃下げ

  • 教育企業で、労働者の同意を得ることなく一方的に賃下げが実施された。教職員支部組合が参加する大衆的な団体交渉で善処させた。
  • 定年前の工場労働者が何の理由もなく賃下げされた事件が、5月31日に団体交渉を開催し、4月にさかのぼって賃下げが撤回された。

賃金不払い

  • 青果小売店で、最低賃金以下で働かされ、社長の自宅の家事まで無給で強要されていた事件。団交を申し入れたところ、不払い賃金を支払う旨の連絡があり、和解解決した。
  • 24時間拘束の病院のビル管理に勤務していました。仮眠時間が待機を前提にしているにも関わらず労働時間にカウントされていませんでした。団体交渉で支払わせました。
  • 正社員として入職したドライバーが午前中と午後の間の時間に、車の整備や車内清掃を行っていたにも関わらず、「休憩」として賃金が支払われていませんでした。ほぼ満額の回答で妥結しました。
  • プラスティック成形工として働いてきたが、始業前15分、昼休み40分のサービス労働について、時間外手当の支払いを求めた。団体交渉を開催し、毎日55分間の残業代不払いを2年分、土曜日休日出勤手当て未払い分2年分を100%支払うこと、2年間遡及して雇用保険に加入手続きを取ることを認めさせた。

パワハラ

  • 個人経営の歯科クリニックで、院長から暴言を受けていたが、団体交渉によって「年齢差別や人格攻撃にあたる言動を行わない。」「職員全員で気持ち良く挨拶をする」「労働諸法規を遵守する」「組合活動を理由として不利益取扱いをしない」等の協定書を締結した。
  • 正社員の保育士が、施錠された部屋でパートに転換するように迫られ、抑うつ状態で出勤できなくなり社宅からも退去するよう迫られました。パワハラを行った園長の謝罪文、約5ヶ月分相当の解決金支払いなどで和解解決しました。
  • 新設の訪問介護事業所のケアマネが業務の適正な運営を求めていたところ施設長からパワハラを受けた。団体交渉を申し入れ、求職し休養する一方、事実関係を調査し、改善策を約束させた。
  • 小学校で、保護者の理不尽なクレームに校長が「とにかく謝罪を」と新任教師に強要した事件。面談申し入れで「不当謝罪の中止。校長が責任対応」を要請して、翌日から実行された。
  • 老人ホームで働くヘルパーが退職を申し出たところ、ホーム長が「ただのヘル2(ヘルパー2級)で、良いところは絶対に見つからない」など暴言を繰り返したため、出勤不能となった事件。繰り返し団体交渉を開催し、会社側に非があったことを認め、職員に周知することを内容とする和解で合意した。

性暴力・セクハラ

  • 神戸のブライダル企業で社長が新人2人を研修と称して京都に連れ出し強制わいせつに及びました。謝罪と補償を求め団交を重ねましたが、会社側弁護士による2次被害を受けました。さらに会社は名誉棄損の損害賠償提訴を起こしましたが、被害者2人が原告となり反訴、社長を証人席に引きずり出しました。その間、抗議FAX、署名行動、社長宅近隣デモ、親会社攻めに取り組み、ついに勝利的和解を勝ち取りました。解決後も「次の人を泣かせない」ために「セクハラNO!」パンフの発行や、2回の参加型学習会に取り組みました。
  • 工場での製造部でセクシャルハラスメント事件が発生。団体交渉で会社側に事情聴取や報告書作成などを要求しました。団体交渉で、部署別ミーティングで報告書を読み上げてもらうこと、主任ミーティングでハラスメント学習をすることなどの確認の文書を交わすことができました。
  • 出庫作業のピッキング中に同僚にセクハラ行為を受けてきたことにより出勤できない状態になっていた。団体交渉によって、組合員元職場復帰、加害者処罰、職場分離に加え、組合員や他の社員へのセクハラ防止策等で合意し、職場復帰が実現した。

暴力

  • 福祉施設の職員に対する責任者の暴力事件と残業代の不払いで、謝罪文を手交させ、治療費・慰謝料・不払い残業代について、100%支払う事で解決した。

職種変更

  • 正社員として働いていたヘルパーが、週3日労働のパート社員への一方的変更を通告された事件。団体交渉を申し入れたところ、パート社員への職務変更提案は撤回された。

辞めさせてくれない

  • 接客業で、長時間残業や休日出勤の連続で体調を崩し、退職を申し出たが、辞めさせてくれない。団体交渉で、会社の働かせ方の問題点を指摘し、会社都合退職を認めさせた。
  • 業務委託で委託先に出向して仕事をしていたSEが、委託先でのハラスメントで体調を壊し退職を希望したが辞めさせてくれない。団体交渉で退職を求め、解決した。
  • 飲食チェーン店で、バイトとしてこき使われて自由に休みも取れず退職を申し込んでも辞めさせてくれなかったという事件。有給休暇が残っているということで、26日残っているはずの有給休暇の届け出と退職届を一緒に、労働組合名で提出した。交渉も必要かと思われたが、2日後、「退職も有休も認める」というFaxが会社から届いた。

お礼奉公・賠償予定の禁止

  • 看護師が病院に3年間勤務することを条件にして、看護学校に通学する奨学金の貸与を受けていたが、パワハラを受けて3年未満で退職しようとしたところ、奨学金の返還を求められた。団体交渉の中で、病院は法に決まられていたパワハラ対策を一切とっていなかったことが明らかになり、退職原因は病院にあることを認めさせ、謝罪とともに、奨学金は返還せず、退職理由も会社都合にすることで決着した。

職場改善

  • 給食会社で、職員の調理師免許を無断で行政に届け出ていたり、人手不足にもかかわらず人員補充をしない等の問題があった。団体交渉で解決した。

一方的不利益変更

  • 「無期契約」で雇用されていた技術系派遣労働者が、突然一方的に「1ヶ月有期」の雇用契約に変更された事件。交渉を申し入れたところ、無期雇用に戻された。
  • 障がい者施設の正社員として採用されたが、試用期間の延長に加えて、非常勤職員への転換を要求されていた事件。団体交渉を通じて正社員の身分であることが確認され、業務内容についても交渉で決定した。
  • 正社員として働いていたヘルパーが、週3日労働のパート社員への一方的変更を通告されてたが、団体交渉を申し入れただけで撤回された。

傷病手当の手続き

  • パワハラを受けて休職し、健康保険傷病手当を申請しようとしたが、会社が申請手続きに協力しようとしなかった。ユニオンとして申し入れ、会社に出向いたところ、すぐに手続きをとった。

労働災害

  • 介護施設で働いている労働者が、利用者から引っかかれて受傷したが、その人が梅毒の既往がある人だったので梅毒感染の検査もしなければならなかった。労災にならないかという相談を受け、医師から「ケガをした・梅毒の疑いがあった」という診断書をもらい、労災申請をすることを勧めた。今回、その労災申請が認められて診療の費用が振り込まれたとの報告があった。

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