組合の行事

500名組合員を目指して!なかまユニオン第28回定期大会を開催しました!

 25年7月5日(土)、なかまユニオン第28回定期大会を開催いたしました。46名の組合員が会場に駆けつけ、参加してくれました。第一部を定期大会とし、15時30分からの第二部は、争議解決を祝う会を行いました。

たくさんの新入組合員が参加、争議や悩みについて発言して下さいました。日本で就労している外国人の労働問題についても言及もありました。

 大会で、新組合が何人も発言してくれましたが、ハラスメントを受けでうつ病や適応障害になっているという組合員が何人もいました。一様に、「普段は一人でやっているけど、他にも闘っている人がいるのが分かって元気が出た」という感想を寄せてくれた事に感銘を受けました。

定期大会での外国人組合員の発言です。

 「私は今、こうして労働組合の前で自分の状況をお話しすることになるとは、正直思っていませんでした。私はもともと韓国で大学生の頃から労働組合の活動に参加し、当時は外国人労働者の方々が不当な扱いを受けたときに、少しでも力になりたいと思って支援してきました。そのときは、まさか自分が助けを求める立場になるとは想像もしませんでした。

 しかし今、私はこの職場で深刻なパワハラを受けています。一方的な条件変更や賃金の引き下げ、度重なる人格否定や差別的な言動、過剰な報告の強要などが続き、心身ともに限界を感じています。小さなミスを大きく責められたり、皆の前で侮辱されることもありました。精神的に追い詰められ、治療が必要になるほどでしたが、それでも仕事を続けざるを得ませんでした。

 外国人という立場から、簡単に辞めることもできず、書類やビザの問題でも不当に扱われてきました。必要な書類の発行をわざと遅らせられたり、休職中にも嫌がらせのような対応が続きました。一人では到底立ち向かえないと感じ、勇気を出してここに来ました。これらの行為は私だけの問題ではなく、この職場で働く誰もが同じように被害を受ける可能性があることだと思います。

 パワハラは個人の尊厳を奪い、人間として当たり前の生活や健康さえ脅かします。私も本当はこうしたことを公に話すのはとても辛いです。でも、今ここで声をあげなければ何も変わらないと思いました。どうかこの問題を一緒に考え、解決のために力を貸していただければと思います。今後ともよろしくお願いいたします。」

なかまユニオンは、大会の中で方針を確認し合い、次年度に向けて決意を新たにしました。

 なかまユニオンは、500名組合員をめざすこと、オンデマンドバス労働者の格差問題や春闘、熱中症対策など方針を確認し、新執行部を選出しました。ジェンダー問題担当の新執行委員も誕生しました。熱中症対策は今年から、企業内においても義務化されており、近年の異常な暑さに備え、啓蒙活動が必須の課題です。春闘については、非正規の労働者の割合が4割を超え、格差拡大の懸念から「非正規春闘」と題して、企業は非正規労働者であっても、見合った賃金を出すよう、2年前から是正要求・活動を行っています。今年度も頑張りますので、ご理解、励まし等、よろしくお願いいたします。

争議勝利おめでとうの会!今年争議を勝利したAさんのお祝いの会を開催しました!

後半は「🌸争議勝利を祝う会🌸」となっており、争議当該本人からの発言、社前行動にたくさん来てくださった方からの激励などがありました。くす玉割りや花束贈呈もあり、盛り上がりました!

料理長(執行委員)によるハンバーガーとフライドポテトが振る舞われ、女性執行委員のお手製お祝いケーキも㊗️🎂振る舞われました。とても美味しかったです。

争議を担当した弁護士(同心法律事務所:波多野弁護士(労災事件のプロ))も、お祝いの会に駆けつけて下さり、挨拶をして頂きました。ありがとうございました。

面白いこともやりながら進んでいくのが、なかまユニオンらしい

 組合員が言うには、ゆるく面白いこともやりながら闘うのがなかまユニオンらしさとのことでした。そういう大会になりました。メッセージを寄せていただいた諸団体の皆さん、ありがとうございました。今年度も頑張りますので、よろしくお願いいたします!

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