
Aさんは住宅リフォーム会社で、『テレフォンアポインター』をしていました。在職中に書類の些細なミス(例えば郵便番号やお客様の住所の漢字の1文字の誤記入)で、就業規則にないペナルティを科せられ大幅に賃金カットをされるなどの処遇を受けました。
とても受け入れられない賃金カット
それらは、労働契約や就業規則に定めがあるわけではなく、アポインター統括者の勝手な采配(パワハラ)によるものでした。改善を求めましたが受け入れられなかった為、2020年10月なかまユニオンに相談、組合に加入しました。
団体交渉が始まる
団体交渉を申し入れ交渉が始まり、数回団体交渉を行いました。しかし、実行者のアポインター統括者がコロナや体調不良を理由に、団体交渉出席を拒否して交渉が進みませんでした。委員長からの提案を受け大阪府労働委員会で、あっせんの争議することになりました。
大阪府労委にて減給や雇止めに対する謝罪がなされる
① 大阪府労働委員会であっせんによる争議
② 団体交渉に統括者が出席、謝罪すると表明あり
③ こちらかの解決要求を会社が受け入れあっせんが成立、協定書作成
初回の団体交渉から、およそ2年を経ての協定書に、双方署名捺印し解決に至りました。
統括者の采配で減給となった給与額やが不更新(雇止め)になった月において、「同一成績のアポインターは契約更新されていることから、労働組合委員であることの影響(雇止め)を排除できないこと」に対する謝罪の明記と解決金を支払うことを認めやっと解決しました。
労働組合の心強いサポート
Aさん「労働基準監督署に相談しても解決してもらえなかったのに、ご尽力くださった委員長には、心から感謝しております。」と言って下さいました。
非人道的なパワハラや雇止めなどの劣悪な労働環境で困ったり悩んでいる方は、一人で抱え込んだり泣き寝入りせず、なかまユニオンの力強いサポートを受けて解決し、前に進んでいただきたいと思います。