Sさんは、1年前に新卒で病院の専門職としてに採用されました。しかし、半年も経たないうちに、「向いていない、事務能力がない」と各部署をたらい回しにされ、何度も退職勧奨を受けました。
「約束が違う!」
病院を運営する法人は「4月中旬までが最後の評価期間だ」と言っていたが、ある日突然、「Sは4月15日には居なくなる。」と職場の人に公表され、「Sの交代で入ることになった」とパートの新人を朝礼で紹介されました。「約束が違う。ぎゃふんと言わせたい」との思いから、なかまユニオンに加入し、団体交渉に臨みました。
最大限の保障を約束させる
団体交渉によって、法人に対し、Sさんをたらい回しにするのではなく、「医事課」に配属すること、職務遂行の為の指導、研修、教育、訓練を最大限保障することなどを約束させました。
団体交渉を経て、心境に変化が。
Sさん曰く「団体交渉を経て、一番自分の心境の変化に驚いています。最初はここまで話を大きくするだけのことなのかといった気持ちで交渉にも臨み切れなかったのですが、同じつらい経験をしただろう組合員の親身な話が、私の中でも知らず蓄まっていた気持ちを変化させていけたのだと思う。」「行動の原動力になってくださったなかまユニオンの方、友人、職場の先輩に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。行動すれば何かの変化はあると思えたこと、なかまユニオンの方と一緒に行動出来たことは、いい財産です」と、その心境や気持ちの変化を語って下さいました。