事務員として約6年間勤めてきたNさん。突然部長に呼ばれ「会社の経営状態が悪いのでパートになってくれないか」と言われた。Nさんは、「生活もあるし収入が減るのは困る。その話を断ったらどうなるのですか」と聞くと「退職してもらう。解雇にしてほしかったら解雇にしてもよい」という返答を受けました。
新たな給与の明示がある
色々悩んでいることを会社の先輩に相談したらNさん。先輩がなかまユニオンのチラシを持っており、相談し加入しました。組合のアドバイスでNさんが部長と交渉した結果「パートも解雇もなしにする。しかし今の会社での勤務は、経営状態が悪く無理なので、系列会社(パチンコ店)で給料は少し下がるが、カウンター業務はどうか」と言ってきました。労働条件が納得出来なかった為、ユニオンに加入していること、相談することを部長に伝えると、部長から、新たに給与の提示がありました。基本給は下がるものの、総額としては現状とほぼ変わらない金額であり「退職、再雇用とはせずに、転職の形にする」と話になりました。
1人じゃないから頑張れた
「なかまユニオンの力がなかったら、私1人では、ここまで会社と闘うことは出来なかったと思います。会社に言われるままパートに替わっていたか、将来のことも考えず、妬けになって会社を辞めていたと思う。」「また会社から何か言われることがあっても、なかまユニオンの組合員であることが、今からは自分の力と勇気になると思う」とNさんは語られました。