
2026年2月9日に行われた、なかまユニオンオンデマンド分会とOMタクシー株式会社との団体交渉の内容を整理・報告いたします。
大阪メトロの子会社OMタクシー株式会社は、オンデマンド・バスの運行を受託しています。
指揮命令系統の問題
今回の交渉において、私たちはまず、親会社である大阪メトロ本体とOMタクシーの間の指揮命令系統が不透明であることを強く指摘しました。現場ではメトロ本体の担当者からOMタクシーの管理職を介さず、直接メールや電話で細かな運行指示やシステム操作の指示が下されています。これは実態として「偽装請負(または不適切な出向)」にあたる可能性が高く、会社側にはコンプライアンスの観点から即刻この体制を是正し、自立した管理体制を構築するよう求めました。
安全管理の面
安全管理の面についても、看過できない事実を突きつけました。重大な疾患を抱え、過去に当て逃げや逆走などの不祥事を起こした疑いのある人物が、運行管理者に選任されているという不適切な人事が、現場の不信感を招いています。また、車両故障の際に、保険適用が疑わしい「白ナンバー」のレンタカーを使用して営業運行を継続させた事例も挙げ、こうした法令軽視の姿勢が乗客と労働者の安全を危険にさらしていることを厳しく追及しました。
労働環境について
労働環境に関しては、大阪メトロというブランドを信頼して入社した仲間が、実際には低賃金と将来への不安から次々と離職している現状を訴えました。具体的には、賞与が極めて少額であることや退職金制度がないこと、さらには次月のシフト確定が4日前という極めて遅い対応が、労働者の生活設計を困難にしています。加えて、土日祝日に管理職が不在となるため、運行管理者が本来の職務外である整備業務(パンク修理等)を「補助者」として強制的に担わされている現状も、速やかに改善されるべき課題として提示しました。
36協定拒否も
交渉の締めくくりとして、私たちはこれらの不合理な業務体制と、賃金を含む労働条件の改善について、2月20までに誠実な回答を行うよう会社側に約束させました。もし納得のいく回答が得られない場合には、3月末に期限を迎える「36協定」の再締結に応じることはできず、4月以降の時間外労働を停止せざるを得ないという断固たる姿勢を示しています。会社側はこれらの主張を否定せず、メトロ本体の関係部署と協議した上で改めて回答するとしており、組合としては次回の回答を注視し、引き続き仲間の権利を守るために取り組んでいく決意です。








Users Today : 275
Users Yesterday : 775
Users Last 7 days : 4202
Users This Month : 5292
Total views : 800652