春闘職場分会・支部の取り組み

【報告】なかまユニオン極東陸送分会が結成、2026年度春闘要求書を提出~4万円を賃上げを!雇用の安定を!ハラスメントの無い職場を!

新たな労働組合の誕生と春闘要求の開始

車両輸送の専門企業である株式会社極東陸送において、2026年2月8日、働く仲間たちが「なかまユニオン極東陸送分会」を結成しました。同日、会社側へ組合加入の通知を行うとともに、生活改善を掲げた2026年度春闘要求書を提出し、正式に労働運動の第一歩を踏み出しました。

結成の背景:雇用の安定と生活維持への危機感

分会結成の根底にあるのは、有期雇用の不安と物価高騰による生活苦です。組合側は、現在多くの労働者が置かれている契約社員という立場を改め、期間の定めのない「正社員契約」を基本とすることを強く要求。手取り約21万円という現状では将来の設計が困難であるとし、雇用の安定こそが不可欠な基盤であると訴えています。

賃金要求:大幅なベースアップと諸手当の新設

生活の維持・向上を目指し、要求書では賃金体系の抜本的な見直しを柱に据えています。

  • 基本給の4万円引き上げ
  • 諸手当の拡充: 家族・住宅・皆勤・大型免許手当の新設
  • 安全評価の導入: 罰金制度に代わる「無事故手当(月1万円)」の支給
  • その他: 通勤交通費の上限撤廃、年間5ヶ月分の一時金支給

労働環境の改善:不透明な拘束時間とサービス残業の是正

現場で常態化している不合理な慣習の打破も重要なテーマです。「早飯作戦」と呼ばれる昼食休憩や、2時間に及ぶ待機時間の適正化に加え、休憩扱いとされている17時からの15分間の不払い残業代(過去分含む)の支払いを求めています。また、直行直帰の再定義や業務上の通信費・備品代の会社負担など、実務に即した改善を提示しました。

コンプライアンスの徹底:ハラスメントのない職場へ

精神的な健康を守るため、職場環境の正常化を求めています。堺営業所における威圧的な指導やパワーハラスメントの根絶、さらに車内禁煙ルールを無視する特定の従業員への厳正な対処など、誰もが誇りを持って働ける環境づくりを強く要望しています。

今後の展望:3月の団体交渉へ向けて

なかまユニオンは、2月28日までの書面回答を求めており、3月8日には代表者との団体交渉を申し入れています。労働組合側は、これらの要求事項を速やかに労働協定として締結することを目指し、会社側の誠実な対応を厳しく注視していく構えです。

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