
2026年2月15日、なかまユニオン事務所においてそれぞれ料理持ち寄りで「新組合員歓迎・争議交流会」が開催されました。今回の交流会は、新しく仲間として加わったメンバーを温かく迎えるとともに、現在各現場で深刻な局面を迎えている争議の進捗を共有し、組合員同士の結束を深める貴重な機会となりました。
交流の始まり:日常の食卓から見える個々の背景
会は、緊張をほぐすためのアイスブレイクから始まりました。司会者からの「この最近食べて美味しかったものを紹介してください」という問いかけをきっかけに、参加者一人ひとりが近況を交えた自己紹介を行いました。
実習に追われる中で娘さんが作ってくれる毎日のお弁当に感謝する山本さん(仮称)、京都の地域を担当し、締めのリゾットまで楽しんだカレー鍋の思い出を語る小山支部長など、和やかなエピソードが続きました。また、井手窪委員長からは、皮に収まりきらないほどのあんこが詰まった厚みのある「ご存知もなか」の強烈な印象が語られ、会場は笑いに包まれました。
教職員支部の松田さんや、ガストの「フルーツ雪見だいふく」を絶賛する髙橋さん、自宅で手作りした唐揚げの美味しさを振り返る深江さんなど、日常の些細な幸せを共有することで、参加者同士の距離がぐっと縮まりました。さらに、笠松さんは悩み抜いて買った新発売のニッカウヰスキーの香ばしさを熱弁し、岡本さんは昨日食べたほっともっとのカレーについて語るなど、個性豊かな自己紹介が繰り広げられました。

現場からの告発:教育現場における不当評価の実態
和やかな雰囲気から一転、後半は現在なかまユニオンが取り組んでいる深刻な労働問題について、具体的な報告が行われました。特に注目を集めたのは、大阪市の小学校で働く教員、島村さん(仮称)に対する不当評価の問題です。
島村さんは体育主任として献身的に働いてきましたが、教頭による恣意的な報告に基づき、校長から事実無根の低評価を下されました。具体的には、プールの管理不備を理由とされていますが、実際には異常高温により一度藻が発生したのみであり、連日の管理不足という指摘は実態と異なります。この不当な評価により、ボーナスのカットだけでなく、将来的な昇給の遅れも発生し、生涯賃金では退職金を含めて100万円近い損失を被る可能性があります。
教育委員会の苦情処理機関も、校長への聞き取りのみで事実認定を済ませるという形骸化した対応に終始しています。なかまユニオンとしては、この「評価」という名の支配体制に抗い、団体交渉や市議会議員への要請を通じて、正当な評価を勝ち取るまで徹底して闘う決意を新たにしました。
介護現場の闇:パワハラと強欲経営への抵抗
続いて、1月から入会した谷中さん(仮称)より、サービス付き高齢者住宅(サ高住)での壮絶な労働環境が報告されました。谷中さんの職場では、施設長による独裁的な運営と恫喝に近いパワハラが横行しており、職員は常に監視カメラで行動をチェックされています。
驚くべきことに、体調が悪化している利用者に対して適切な判断をせずに入浴を強行し、結果として亡くなるという痛ましい事態も発生しています。谷中さんは、こうした劣悪な運営体制に異を唱えたところ、ボーナスを全額カットされるという報復人事を受けました。
谷中さんは「自分たちが安心して働けなければ、安心できるケアは提供できない」という介護医療福祉支部の考えに共鳴し、仲間とともに改善を求めています。また、山本さんからは障害者福祉施設においても、国の報酬を得ることだけを目的とした「ビジネス優先」の経営が労働者を圧迫している現状が語られました。福祉の現場が金儲けの道具とされる中で、労働者の尊厳と利用者の安全を守るための闘いが急務となっています。

未来への展望:連帯を糧に歩み続ける
会を締めくくるにあたり、参加者全員が今後の抱負を述べました。労働法の勉強を深めたいという意欲や、大阪市の評価制度に針の穴でも開けたいという強い決意、体力を振り絞って仕事を続けたいという願いなど、それぞれの立場から前向きな言葉が発せられました。
なかまユニオンは、こうした個々の現場で起きている問題を「個人の不幸」として放置せず、組合という大きな繋がりの中で解決していくことを改めて確認しました。新旧の組合員が混じり合い、互いの苦労を分かち合いながらも最後は笑顔で締めくくられたこの交流会は、私たちが困難な社会情勢の中で生きていくための大きな糧となりました。








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