福祉・医療

介護施設の残業代払え!裁判

 11月9日10時30分から、大阪地裁404号室で医療法人神明会のサービス残業代請求訴訟の弁論が開催されました。傍聴には約20名の方が参加し、傍聴席は満席でした。原告側は、残業の実態についての原告の陳述書を提出し、まとまった主張を行いました。次回弁論が12月21日で、会社側のまとまった反論があり、双方の主張が一区切りになる模様です。同じ日に弁論とともに進行協議が予定されており、和解提案があるかも知れません。

その後、近くの大阪弁護士会館にて報告集会を行いました。組合側桜井弁護士からは、今後予想される審理や裁判の展開が話され、たくさんの方が傍聴する事で裁判全体が緊張感を持って進行出来ていると話がありました。

原告代表のなかまユニオンラ・アケソニア分会渋谷代表からは、今日の早朝に神明会の前で行われた分会ニュースの配布活動に触れられました。地域のなかまが参加してくれ、地域や法人の関心・注目度の高さを感じたと報告がありました。別の原告からは、「絶対に勝って、きちんと残業代をもらってほしい」と家族から話があったと報告があり、大きな拍手が寄せられました。

連帯ユニオン関西ゼネラル支部からは、「うちはパートで同一賃金均等待遇を要求し団体交渉をはじめようとしている施設がある。介護の現場はどこも一緒。仕事の前後にサービス残業が横行し、残業をしても『残業は許可制だ』といって残業代は支給してくれない。こういう介護職の現状を変えていくためには、介護職が声を上げていくことが必要。一緒に応援するので、ぜひ最後まで闘って、勝利して欲しい!」と連帯の意思と激励の言葉をいただきました。

次回の裁判は12月14日、大阪地裁404号室 11:30からです。なかまユニオンの関係者でなくても、ぜひ傍聴してください。

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