Yさんは、大手外食チェーンで夜勤専門として、約5年間働いてきました。ある日、同僚の後輩から車を蹴られました。車が凹んでいたので腹が立ち、相手に向かって言ったところ、23歳の男の子なので力負けをして飛ばされてしまいました。頭が切れて1針縫うことになりました。
喧嘩両成敗はおかしい
会社からは、喧嘩両成敗ということで、両方に自主退職をするようマネージャーより勧告されました。Yさんは「会社の都合での退職にしてください」とマネージャーに頼んだら、「ダメだ」と一蹴されました。
友達に相談してみた
Yさんは悩んで友達に相談したところ、「弁護士に相談したら」とアドバイスをしてくれたました。スマホで検索をし、「労働問題に強い」とキャッチフレーズが書かれており、その弁護士に電話をしました。相談した弁護士によると「内容からすると労働組合の方が良い」とアドバイスがありました。そこでなかまユニオンを紹介されました。Yさんは早速電話をしました。
急を要する事件と判断したユニオン
なかまユニオンに電話したところ、「事の実情からして急を要しますね」と判断されました。日曜日でしたが、火急の案件なので事務所に来ることになりました。Yさんは退職の理由が納得できない旨を話しました。次の日に、必要な書類を持参したところ、文書にしていただき会社にFAXしました。郵送の分も用意して投函しました。すると、「29日までに返答してください」としていたのに、28日に「離職理由を『退職勧奨に応じたことによる退職』として扱う」との返答が来ました。退職届けを提出しそれを受理次第離職票を発行する旨の書類が届いたので、すぐ退職フォームに記入をしFAXしました。
1人では太刀打ちできなかった
Yさんは「個人1人ではとても太刀打ちできず、泣き寝入りをするしかなかったと思います」と語りました。「組合員となり力添えをしていただいた事で、思いもよらないスピード解決することができました。この先、友人や知人の人で私の様な悩みがあるひとに出逢えばなかまユニオンを紹介してあげようと思います。」と意気込みを語って下さいました。なかまユニオンの輪をこれからも広げていって頂けたらと思います。