Hさんの夫が仕事から帰ってくると「会社を辞めることになった」と言いました。生活があるのに、いきなり会社を辞める人ではないので、事情を聞いてみました。
突然の解雇通告
夫は「昨日、仕事を終えたあとに別の仕事を頼まれた。」と言います。「すでに14時間半もの仕事をしており、仕事を断って帰宅した。」という出来事がありました。そのことを主任に追及され「仕事を放棄したから明日から来なくていい」と言われ、解雇を通告されたとのことでした。夫が意気消沈し気力を失っている為、Hさんが労働基準監督署に相談しました。
労働基準監督署へ相談
労基署の担当者からは「14時間働かせたこと自体が違反なのに、それ以上の仕事を頼み、その仕事をしないから放棄だというのは、おかしい。またそれ以上強制的に仕事はさせられない」と回答がありました。
解雇撤回と未払い残業代を獲得!
その後なかまユニオンに加入し、団体交渉をすることになりました。1回の団体交渉でこれまでの多額の未払い残業代の支払いと、解雇撤回を勝ち取り、無事に解決しました。