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平和無くして労働運動無し!4万円の要求掲げ、全港湾大阪支部が春闘決起集会とデモを開催

 友誼団体である全港湾大阪支部の春闘決起集会・デモの 報告です。
 2026年3月1日、大阪第2港湾労働者福祉センターにおいて、全港湾大阪支部による「26春闘決起集会」が開催されました 。春の陽光が降り注ぐ中、会場には組合員のみならず、共に闘う友誼団体が多数結集し、生活を守る賃上げと平和を勝ち取るための熱気に包まれました 。

「平和なくして労働運動なし」—小林委員長による開会宣言

 集会の冒頭、大阪支部の小林委員長は、2月26日から支部独自の「26春闘」が開始されたことを報告しました 。小林委員長は、切実な賃上げ要求を掲げる一方で、緊迫する中東情勢や国内の軍事強化の動きに強く警鐘を鳴らしました 。 「我々の賃金を上げていくのは、これはほんまに大事なことであります」と述べつつも、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃などの国際情勢が市民生活に直結していることを強調 。「平和なくして労働運動なし。なんぼ春闘で希望の額を取ったからというて、これ一旦戦争に陥ったら、そんなもんどころじゃ話じゃない」と言葉を強め、平和への訴えを春闘の柱に据える決意を語りました 。

港湾労働者の権利と拠点を守る闘い

 続いて報告に立った関西地方本部の樋口書記長は、2月12日に日本港湾協会へ提出した要求について説明しました 。大幅賃上げ、労働時間の短縮、そして政府による港湾合理化の阻止を大きな柱としています 。 特に深刻な問題として、会場となった福祉センターが3月末をもって廃止・売却されようとしている現状を挙げ、「日本の燃料の97%を港湾労働者が扱っている。その施設が政府によって淘汰され、軍事施設に転用も懸念されるような政治が動いている。これをどう止めるのか、我々労働者にかかっている」と、働く者の拠点を守るための団結を呼びかけました 。

闘う労働組合の連帯と政治への直言

 連帯挨拶では、各団体から力強いメッセージが寄せられました。 連帯挨拶に立った全日建関西地区生コン支部の細野書記長は、労働組合が立ち上がらなければ日本が戦争に突き進んでしまうという危機感を露わにしました 。 政府がイランを批判する一方でアメリカへの非難を一切口にしない現状を指摘し、「トランプも高市もグルですわね。同じ穴のムジナです。こういう人間をいつまでも総理大臣の座に置いておくことを私たちが許してはいけない」と厳しく批判しました 。衆議院選挙での大敗についても「落ち込んでいる暇はない」と断じ、闘う候補者を作る決意を語りました 。 春闘については、4月から生コン価格が大幅に値上げされることを受け、「年収にしたら本勤といわれる正社員は1,000万出しても会社は利益が取れる、そういう情勢です。日雇いであっても1日3万4,000円出しても釣りが来るんです」と述べ、企業利益を労働者に還元させる反転攻勢の闘いを進めることを宣言しました 。

 大阪全労協の友信事務局長は、ストライキ権を確立して闘う全港湾の姿勢を称賛し、「スト権も確立せんと使用者側に尻尾振ってお情けで給料を上げてください言うてるようなね、しょうもない組合」とは一線を画す、真の労働運動の姿を強調しました 。

 社民党の西尾圭吾氏は、高市総理の施政方針に「働く人、生活する人の姿が見えてこない」と断じ、ホルムズ海峡封鎖の危機が日本の存立危機事態に直結し、国民が戦争に駆り出されるリスクを訴えました 。

「一人からでも春闘はできる」

 なかまユニオンの井手窪委員長は、未組織労働者や非正規労働者をめぐる現状について、熱のこもった報告を行いました 。 井手窪委員長は、労働者の4割を超える非正規労働者が春闘の枠組みから取り残されている現状を打破するため、数年前から「非正規春闘」を提唱しています 。「この一人からでも春闘ができるんだ」というスローガンを掲げ、未組織の労働者に労働組合への加入を呼びかけています 。 具体的なエピソードとして、16年間真面目に働きながら一度も賃上げがなかった女性から「賃上げをしたいから組合に入りたい」という相談の電話があったことを紹介 。こうした声を拾い上げ、今年は9つの職場で10%以上の賃上げを求めて交渉に挑んでいることを明かしました 。組織労働者が世間の水準を押し上げ、ユニオンがその裾野を広げていくという共闘の重要性を強く訴えました 。

大正通りを突き進むデモ行進

 集会の締めくくりには、南大阪平和人権連帯会議より、大阪港の軍港化を許さない闘いと沖縄の基地問題への連帯が語られました 。最後に小林委員長の音頭による力強い「団結ガンバロー」が行われ、全参加者が拳を突き上げました 。 閉会後、会場から大正駅付近までデモ行進を行い、沿道の市民に労働者の権利と平和の尊さを力強くアピールし、本決起集会とデモを成功裏に収めました 。

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