2026年7月4日13時より、大阪のPLP会館において「なかまユニオン第29回定期大会」が開催され、53名の組合員が出席しました。今回の大会は、組合員の拡大が着実に前進したという到達点を確認し、今後の運営方針を共有する場となりました。
冒頭の挨拶において、井手窪啓一委員長は、この1年間の取り組みの成果を報告しました。非正規春闘の取り組みが大きな成果を上げました。オンデマンド・バスで5万円前後の大幅賃上げを勝ち取るなど、賃金の引き上げで成果があっただけではありません。まだ労働組合に加入していない未組織の仲間にも賃金交渉の回路を開き、新しい組合員を組織に迎えたという点において、極めて大きな意義がありました。結成30周年に向けた次なる拡大目標を掲げ、さらなる発展に向けた議論を呼びかけました。
大会では、新しく組合に加わった仲間から、それぞれの取り組みに関する発言がありました。
まず、ある不動産会社で退職勧奨に直面していた新組合員からは、組合に参加して会社側と話し合いを重ねた結果、最終的に合意に至り解決金を獲得した経緯が報告されました。
続いて、自動車関連企業が運営する陶芸教室で長年パートとして勤務してきた新組合員からは、低賃金や突然の土曜日閉館という課題に対し組合を通じて交渉を行い、嘱託社員への登用によって賃上げに加えて賞与も支給されることになり、年収が70%以上増えたこと。そして教室の土曜日再開に関する約束を得られたという成果が発表されました。
また、各職場における現在の取り組みについての報告も行われました。神明会ラ・アケソニア分会からは、労働環境の改善やサービス残業の根絶、不当な分会長雇止めといった課題に引き続き裁判や労働委員会、大衆行動で闘う決意が述べられました。さらに、公共交通のあり方や労働者の正当な権利をめぐって法廷で争われているオンデマンド・バス裁判などの現状についても詳細が共有され、課題解決に向けて連携して取り組む方針が示されました。
このほか、組合内の組織文化に関する取り組みも紹介されました。医療介護福祉支部では多様な背景を持つすべての組合員が安心して発言・活動できるよう、3ヶ月にわたる議論を経て「会議の約束事(グランドルール)」を制定したことが報告され、お互いを尊重し合える組織づくりを進めていく方針が確認されました。
終盤には、提案されたすべての議案が賛成多数で承認されました。その後、新しい活動期に向けた役員選挙が実施されるとともに、ストライキ権の確立に向けた秘密投票が行われました。
今回の定期大会は、一人ひとりが声を上げる大切さと、新しい仲間を迎え入れる春闘の意義を再確認し、誰もが働きやすい職場環境の実現とさらなる組織の発展に向けて、組合員がともに歩みを進める機会となりました。









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