2026年4月9日、おおさかユニオンネットワークに集う25の労働組合から約80名が結集し、春闘勝利と山積する労働争議の早期解決を目指す「春闘総行動」が展開されました。 朝9時のエルおおさか南館での出発集会を皮切りに、デモ行進や行政への申し入れ、そして各企業に対する直接的な抗議行動が一日を通して行われました。
午前中には、日東電工大阪支店を包囲するデモを通じて韓国オプティカルハイテック争議の解決を訴えた後、一行は大阪市役所へと移動。 「安心できる介護を!懇談会」と共に、高騰する介護保険料の引き下げや、深刻な人手不足に直面する介護労働者の処遇改善、さらには訪問介護報酬引き下げの撤回などを求める切実な要求書を大阪市長へ提出しました。
【詳報】奥誠環境商事に対する糾弾と申し入れ行動
今回の総行動において、特筆すべきは地下鉄「四ツ橋」駅周辺で実施された、なかまユニオンによる株式会社奥誠環境商事への抗議活動です。
同社では、前社長による業務中のわいせつ行為やパワハラが大きな問題となっており、被害者が勇気を持って声を上げたにもかかわらず、会社側がその声を無視し、あろうことか加害者に報告するという極めて不誠実な対応が続いてきました。 街頭宣伝では、実際に被害を受けた2人の当事者が自らマイクを握り、震える声ながらも力強く真実を語りました。彼女たちは、第三者委員会による調査レポートが半年間も隠蔽されている現状や、潜在的なハラスメントが放置されている社内体質を厳しく批判し、二度と同じような被害者を出さないための抜本的な解決を訴えました。
これを受け、組合側は代表取締役社長に対し、以下の内容を柱とする要請書を直接手渡しました。
- 正当な組合活動への不当介入に対する正式な謝罪と誓約書の提出
- 管理職・従業員への労働法教育などの再発防止策の実施
- 総務人事課長によるセカンドハラスメントへの謝罪
なかまユニオンと支援者たちは、「セクハラ・パワハラを絶対に許さない」というシュプレヒコールを響かせ、会社側に4月23日までの誠意ある回答を強く迫りました。
行政への提言と「株式会社ビーナス」包囲デモ
午後は、大阪労働局に対し、最低賃金の全国一律1,500円への引き上げや、労働基準監督官の増員、解雇の金銭解決制度導入反対などを求める申し入れを行いました。
一日の締めくくりとして、一行はJR堺市駅近くの東雲公園に集結し、株式会社ビーナスに対する包囲デモを敢行しました。 介護事業を営む同社では、不正請求の問題や、それに対する抗議を行った組合員への不当な配転、パワハラによる精神疾患の発生といった深刻な事態が続いています。 参加者は「不正請求をやめろ」「病気にさせた社員に謝れ」と訴え、地域住民に対しても、働く者の権利を守るための支援を呼びかけました。
おおさかユニオンネットワークは、今回の総行動で示された団結力を糧に、すべての労働者が安心して働ける社会の実現に向けて、今後も粘り強く闘い続ける決意を新たにしました。















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