
- パレスチナ連帯:モハマド・アローシュ氏(パレスチナ労働者闘争ユニオン(PWSU)の委員長)が、パレスチナから来日し参加されました。
- 国境と言葉の壁を越えて、音楽で心をひとつにしたコンサートがエルおおさか(大阪府立労働センター)で開催されました。
- なかまユニオン分科会「あきらめない!つながり声を上げ、不安定労働撤廃へ!」をスローガンに掲げる。来年の春闘でも大幅賃上げを勝ち取ろう!正規職も非正規職も労働組合と共に賃金を上げよう!
- 韓国性的少数者人権団体連合虹行動(ムジゲ)とLGBTQ+に詳しい弁護士による交流会。根強い偏見による婚姻不平等や後を絶たない自殺をどう解決していくか。
- コロナ禍以降中止になっていたフェアウェルパーティーが復活!各国招致者と日本の参加者が親睦を深めました。
- 韓国から招致された性的少数者人権団体連合虹行動(ムジゲ)パク・ハニさんの感想をご紹介いたします。
- 2026 ZENKO in 大阪基調
パレスチナ連帯:モハマド・アローシュ氏(パレスチナ労働者闘争ユニオン(PWSU)の委員長)が、パレスチナから来日し参加されました。
なかまユニオンは、7月25日(土)・26日(日)に開催された「国際連帯で戦争を止め平和な世界をつくろう 大軍拡・改憲を許さず命と暮らしをまもる社会へ」をメインスローガンにした「ZENKO ㏌ 大阪」に参加しました。ZENKO(全国交歓会)は、毎夏開催されています。世界各国の平和活動家を招致し、国際連帯を深め、民主主義の在り方、平和について語り合う場となっています。パレスチナから来日されたアローシュさん、アメリカDSAのメンバーなどから、世界が民主主義・平和を求められる現状を伝えられ、共有しました。


国境と言葉の壁を越えて、音楽で心をひとつにしたコンサートがエルおおさか(大阪府立労働センター)で開催されました。
25日は全体集会とコンサートが開催されました。パレスチナ、イラク、アメリカDSA、韓国、台湾、フィリピンと沖縄をはじめとした国内ゲストが一堂に会した全体集会では、各国の現状(ガザ地区占領のいま、民主主義的政治の進捗など)や課題(反戦活動とどのように世界と連帯するかなど)が、語られました。夕方にはコンサートが開かれました。

イラクの平和の歌や、韓国光の集会で使用された少女時代の「タシマンナンセゲ(再び出会った世界)」を韓国性的少数者人権団体連合虹行動のパク・ハニさんと一緒になかまユニオンの若者が歌い、月桃の花歌舞団によるエイサー・合唱が行われ、ゲストにファンキーPさんを迎えて「ガザ地区占領反対の想いを込めた」素晴らしいダンスを披露して頂きました。沖縄の曲「月桃の花」がピアノ伴奏で合唱されました。フィナーレに「フリー・パレスチナ(Free Palestine)」を会場にいるみんなで歌いました。

なかまユニオン分科会「あきらめない!つながり声を上げ、不安定労働撤廃へ!」をスローガンに掲げる。来年の春闘でも大幅賃上げを勝ち取ろう!正規職も非正規職も労働組合と共に賃金を上げよう!


26日は、午前9時からエルおおさか・ドーンセンターにて、各分科会が開かれました。ガザ地区占領・都構想反対・子どもの教育・リニア問題など様々な課題に分かれました。なかまユニオンは労働運動の分科会を開催し「あきらめない!つながり声を上げ、不安定労働撤廃へ!」をスローガンに掲げました。内容は「非正規春闘」での成果と課題、現在係争中の当該組合員からの労働争議の報告でした。非正規労働者にも春闘は必要だ、最賃に張り付いたままの労働者こそ賃上げすべきだ、という関東の流れを汲み、2年前から関西でも非正規春闘が始まりました。未だ多くの企業が最賃審議会の動きを待ち、秋に一斉改訂=最賃に張り付く状況を打破するため、一層知恵を絞っていく必要があると痛感しています。
韓国性的少数者人権団体連合虹行動(ムジゲ)とLGBTQ+に詳しい弁護士による交流会。根強い偏見による婚姻不平等や後を絶たない自殺をどう解決していくか。
午後は性的少数者(LGBTQ+)の人権問題の交流会が行われました。ソフィオ法律事務所の三輪晃義弁護士から「日本の性的少数者の権利問題の現状と課題」が報告されました。「日本には根強いLGBTQ+への差別意識がある」とし、三輪氏自身も多くのLGBTQ+の相談者に関わってきたとされ、LGBTQ+の結婚の権利について言及されました。本人たちが望んでも結婚できない、根強い偏見に心を折られ自死を選ぶ人の多いこと知り、問題の根深さを再認識しました。ネットで流布される偏見を超えて、当事者や法的な観点で物を見る大切さを学ぶことが出来ました。

韓国から来日されたパク・ハニさんには、韓国の現状を教えて頂き韓国と日本、進んでいる点や遅れている課題について比較がなされ、興味深いものになりました。韓国では厳格なキリスト教信者たちが多数居て、政治の政党も巻き込んで差別が成される点が日本との相違点であると知りました。性的少数者の人権問題においても、日韓が相互に関連していることを確認でき、現実を変えるためにも連帯行動を強める必要があると感じました。※韓国と日本のLGBTQ+の問題については、別途詳しく記事にします。


コロナ禍以降中止になっていたフェアウェルパーティーが復活!各国招致者と日本の参加者が親睦を深めました。
総括集会とフィナーレでは、改めて世界で連帯し対話と交流で世界平和を構築していくことを会場全体で確認し終会となりました。その後、数年ぶりにフェアウェル集会が開催されました。フェアウェル集会は、各国の招致者と日本の参加者が自由に交流できる会です。コロナ禍以降、取りやめとなっていましたが、今年からようやく復活しました。なかまユニオンは、これからも世界と連帯し平和活動に尽力していきます。

韓国から招致された性的少数者人権団体連合虹行動(ムジゲ)パク・ハニさんの感想をご紹介いたします。

〈3日間にわたり、韓国の性的少数者の人権状況について話し、日本の活動家や弁護士から日本の状況について話を聞き、多くのことを学びました。 特に文書や記事などでしか接していなかった日本の性的少数者の人権状況を生々しく聞くことができました。 日本と韓国は法律や制度、文化的に互いに影響を与え合っているため、共にLGBTQ+の平等に向かって進んでいければと思います。

26日の第5分科会でナカマユニオンの活動について話を聞き、差別や職場でのいじめによって多くの困難を抱える当事者の話に心が痛みました。それでもナカマユニオンと共に闘いながら変化を生み出している点が非常に印象的で感動的でした。 韓国の性的少数者の労働状況について報告しながら私も話しましたが、やはり当事者が勇気を持って声を上げることと、それを支える仲間が必要だということを実感しました。
基調講演、コンサート、分科会や交流会、最後のフェアウェルパーティーまで、ZENKOに初めて参加しましたが、しっかりとした構成で全部の時間一緒に参加できました。 何よりも、さまざまな国と連帯し、国際交流を通じて平和と民主主義を追求する同じ志を持つ人々が多くいることが、勇気を与えてくれました。 韓国の同僚活動家たちにもZENKOの経験を共有し、より多くの国際連帯を進めていきます。 ありがとうございます。〉

2026 ZENKO in 大阪基調
いま世界では、戦争と占領が拡大され、軍拡競争が激化し、多くの市民の命と暮らしが犠牲にされています。米国トランプ政権はイスラエルと一体となり、パレスチナやイランなどで国際法を踏みにじる軍事行動を続け、ウクライナでも戦争の長期化によって多くの命が奪われています。
とりわけイラン戦争の陰で、イスラエルによるパレスチナでの虐殺、入植、占領は今なお続いています。飢餓が人為的につくり出され、多くの命が奪われています。しかし、パレスチナの人びとは決して屈してはいません。PPSF(パレスチナ人民解放戦線)は地域住民とともに非暴力の市民レジスタンスを組織し、占領と虐殺に抗して闘い続けています。
こうした闘いは世界へと広がっています。BDS(ボイコット・投資引き揚げ・制裁)運動は各国で発展し、戦争に加担する企業への責任追及が強まっています。日本のロボットメーカーFANUCに対する抗議行動も、日本だけでなく、アメリカ、ドイツ、メキシコなど海外の拠点へと広がりました。
アメリカでは「NO KINGS(王様はいらない)」を掲げた大規模な反トランプ運動が広がり、トランプ政権への批判が高まっています。こうした国内外の反戦・民主主義の世論の高まりの中で、トランプ政権はイランでの停戦を余儀なくされました。また、パレスチナ連帯と社会主義的政策を掲げるDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)の候補が、ワシントンD.C.市長選予備選をはじめ、11月の中間選挙に向けた各地の予備選で、ニューヨーク州、ペンシルベニア州、コロラド州などで勝利するなど躍進しています。
イスラエル国内でもネタニヤフ首相の退陣を求める声が高まり、秋の総選挙を前に「ネタニヤフは立候補すべきではない」とする世論は6割を超えています。世界各地で広がる反戦と民主主義を求める運動が、トランプ政権とネタニヤフ政権を追い込んでいるのです。
一方、日本でも高市政権は戦争国家づくりを加速させています。2026年度の軍事費は9兆円を超え、沖縄・辺野古新基地建設や琉球弧へのミサイル配備、全国での長射程ミサイル配備や弾薬庫整備を進めています。さらに、武器輸出「5類型」を撤廃し、「国家情報局」の設置や「スパイ防止法」の制定、安保三文書の改定、憲法9条改悪や緊急事態条項創設を狙う改憲など、戦争体制づくりが急速に進められています。
軍拡は私たちの暮らしも破壊します。物価高騰が続く中での大軍拡は、社会保障や教育、暮らしの予算を圧迫し、増税や生活負担の増加につながります。一方で、最低賃金の引き上げや雇用改善、社会保障の充実は後回しにされ、原発推進政策も進められています。
また、日本政府は年金基金の運用やイスラエルとの協定などを通じてイスラエル政府を支え、日本企業の中にもイスラエル軍への軍事協力を続け、パレスチナでの虐殺に加担している企業があります。排外主義と戦争をあおる政治に対抗し、国境を越えた市民と労働者の連帯によって戦争を止めることが、いま強く求められています。
パレスチナ、アメリカ、イラク、韓国、台湾、沖縄、フィリピンなど、平和のために闘う仲間が参加する「2026 ZENKO in 大阪」では、世界で広がるBDS運動や反戦運動と社会主義への希望を共有することで、国際連帯をさらに発展させます。
国際連帯は、戦争を止め、平和を切り開く力です。ともに声を上げ、行動しましょう。







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