
2026年9月4日、大阪市中央区のエルおおさかにおいて「おおさかユニオンネットワーク」の第37回定期総会が開催されました。会場には地域で働く労働者や市民が集い、この1年間の運動の振り返りと、これからの活動方針について活発な議論が行われました。
おおさかユニオンネットワークは、さまざまな産業や職場で働く一人ひとりの労働者や地域ユニオンが集まり、互いに支え合いながら権利を守るために行動しているネットワーク組織です。総会は、これまで組織の発展に尽力され、惜しくも他界された前ゼネラルユニオン委員長の浅利俊明さんへ黙祷を捧げるところから始まりました。
地域に根ざした労働運動とこの1年の成果

総会ではまず、西山直洋代表よりこの1年間の取り組みと今後の展望について報告がありました。
この1年間、おおさかユニオンネットワークは、個別の職場だけでは解決が難しい解雇や労働条件の悪化、パワハラやセクハラといった課題に対し、加盟する組合が手を携えて解決に取り組んできました。なかまユニオンの奥誠環境商事セクハラ事件に対する要請行動も取り組まれました。
特に韓国の企業闘争と連動した「オプティカルハイテック労働組合」の日東電工に対する闘争支援や、地域での介護現場の労働条件改善を目指す「さかいユニオン」のビーナス闘争など、多岐にわたる支援行動が展開されてきました。また、春の取り組み(春闘)では、争議の解決を求めるデモ行進や大阪市・大阪労働局への申し入れ行動を行い、多くの市民や仲間が結集して声を上げました。
さらに、長年争議が続いていた「ユニオンおおさか・大和鋼業分会」の解雇・労働問題が無事に解決に至ったことや、各種の労働委員会・裁判闘争において労働者側の主張を認める判決・命令が出されるなど、着実な成果を上げていることも共有されました。
暮らしと権利を守るためのこれからの課題
方針提案では、職場の問題にとどまらず、市民の暮らしや平和に関わる社会課題についても幅広く取り組んでいくことが確認されました。
現在、物価の高騰や社会構造の変化により、多くの働く人々や市民の生活が厳しさを増しています。こうした中で、最低賃金の大幅な引き上げを求める行政交渉や、労働者のための施設である「エルおおさか」の利便性維持に向けた働きかけなどを強化していく方針です。
また、国際的な平和問題や人権侵害、原発問題、差別排外主義に反対する市民運動とも連携し、国境や立場を超えた連帯を深めていくことが語られました。
新役員体制の発足と結び
総会では、活動報告および決算・予算案、規約の改定案がそれぞれ承認された後、次期に向けた新しい役員体制が選出されました。今期選出された役員の所属労働組合名は以下の通りです。
【新役員・所属労働組合名一覧】
- 全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部
- 全港湾労働組合関西地方本部大阪支部
- 大阪全労協
- ゼネラルユニオン
- ユニオンおおさか
- 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
- 全日本建設運輸連帯労働組合近畿地区トラック支部
- 全日本建設運輸連帯労働組合関西ゼネラル支部
- 郵政産業労働者ユニオン近畿地方本部大阪府協議会
- 福祉・介護・医療労働者組合(ケアワーカーズユニオン)
- 大阪教育合同労働組合
- 北摂地域ユニオン
- なにわユニオン
- なかまユニオン
- 天六ユニオン
- 北大阪合同労働組合
- ユニオンぼちぼち(関西非正規等労働組合)
- 全国金属機械・港合同労働組合
- 関西合同労働組合
- 国労大阪地区党員協
- 新相互タクシー労働組合
- 釜ヶ崎地域合同労働組合
- サポートユニオン with YOU
- さかいユニオン
- オプティカルハイテック労働組合
総会の最後には、参加者全体で「団結ガンバロー」の力強い掛け声が行われ、誰もが安心して働ける社会と暮らしの実現に向けて、今後も地域で力を合わせて行動していく決意を新たに閉会しました。







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