デモ不当解雇は許さない日韓労働者は連帯しよう残業代を支払え社会を変える職場分会・支部の取り組み

私らしく生きる介護を!神明会はラ・アケソニア分会代表の雇止めを撤回せよ!人手不足を解消せよ!10月11日デモを開催しました!

 10月11日㈯、神明会ラ・アケソニア分会代表の、不当な雇止めを撤回させるデモを開催しました。「Be Myself!Forever!私らしく生きる介護を!」というスローガンを掲げ、神明会の介護施設周辺及び印藤理事長の診療医院や本社ビルの周辺を歩きました。介護士の不当な雇止めや、人手不足で満足な介護が出来ないこと、一般の職業に比べ平均して8万安い給与を上げていこう!と訴えました。

Be Myself!Forever!私らしく生きる介護を!~老いても自分らしく活動したい~利用者の願いをないがしろに。人手不足が介護職員を疲弊させ、そのために、利用者やその家族にも悪影響が出ています。

 代表による職員へのアンケートでも、職員の疲弊が大きいことが分かっています。「カツカツでは無理」「満足な介護が出来なくて心苦しい」という声が上がっています。「利用者さんのお散歩も出来ない状態です。季節感が分からなくなるのは非常に悪影響です」「認知症ケアができない」という切実な声が、多数寄せられました。

 デモコールでも『やりたい事は盛りだくさん!食べたい物も盛りだくさん!』という文章があり、利用者の好物を提供したり、レクリエーション活動をする時間も無いのが、現状です。お風呂介助の人数も足りず、送迎やオムツ交換が精いっぱいなど、職員にとっても苦しい状態が続いています。

 渋谷代表「介護施設では、支援や介護が必要で、自分では思うように出来ない利用者は、何もすることがなく、一日を過ごすことになってしまいます。しかし、支援や介護が必要な方の内なるパワーは、しっかりあります。そのパワーを引き出し、それまでの生活の継続を図ることが、支援・介護の大きな役目です。趣味・運動リハビリテーションなど、これを行う事が支援と介護の役割です。その役割を果たせるよう、人員体制を求めていきます。」

連帯ユニオンが結集!参加者も75名と大所帯でのデモ行進となりました。地元である箕面、大阪各地、京都から参加者がありました。

 今回、連帯する多数の仲間たちが、駆けつけて下さいました。箕面市議会議員である中西とも子氏、北大阪ユニオンから木村真執行委員長、京都ユニオン、関西ゼネラル支部、箕面労連など、さらに韓国から来日中だった労働組合《希望連帯本部》も、飛び入り参加して下さいました。デモ行進では、若いメンバー2人によるコールが元気に響き渡りました。

「Be Myself Forever!私らしく生きる介護を!」

「やりたい事は盛り沢山 映画に読書 散歩にお花見」

「食べたい物も盛り沢山 お寿司にお菓子 すき焼きお団子」

神明会による労働組合つぶし、なかまユニオンのラ・アケソニア分会代表渋谷氏の不当な雇止めについて

 この事件は神明会が運営する老健施設「ラ・アケソニア」の職場において、職員が労働条件改善を求めて労働組合のラ・アケソニア分会代表として、職員の渋谷氏が活動していました。 (ラ・アケソニア分会)の代表として、定年後嘱託雇用への切り替えを希望していたところ、神明会側から雇止めを通告されました。雇止め理由として、労働組合への加入・活動をめぐる“組合つぶし”ではないかと、なかまユニオンは主張し、闘っています。

定年・嘱託雇用の希望

  • 被雇用者である渋谷氏は、19 年間にわたって介護職・ケアマネジャー・支援相談員等を務めており、定年到達後も嘱託雇用を希望していました。
  • その施設・法人内では、65歳超えて継続雇用されている介護士職員も存在しており、定年到達・嘱託切替の取り扱いに一貫性がないと組合側は指摘しています。

組合活動との関係/不当労働行為の疑い

 なかまユニオンは、この雇止めは「分会代表であること」「組合活動・未払い残業代請求をしてきたこと」を理由とする、事実上の組合つぶしではないかと主張しています。 この不当な雇止めに至る以前から、ラ・アケソニア分会は、2023年1月18日より、医療法人神明会に対して未払い残業代6千万円余りの支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こしていました。

労働環境・人手不足の実態

 施設側では慢性的な人手不足があり、被雇用者に運転・添乗・入浴・見守り等複数業務が課されている実情が紹介されています。それにも関わらず、経験ある職員を雇止めとする判断に対して、矛盾を指摘する声があります。例えば、運転・添乗を行っていたという点も挙げられています。

広がる支持の声!みんなで声を上げよう!雇止め撤回!就労要求スタンディング活動!10月1日で1年が経過し、計240回を超えました!

 朝の就労要求スタンディング活動は、まだまだ続きます。近隣の住民からの理解も広がっています。「労働組合はあった方がいい。早く解決したらいいですね」「職員を大事にすれば、その職場で働きたいと職員が定着してくれる。すると職員が患者さんを大切にしてくれる。評判が良くなって好循環が生まれます。神明会も勉強しないといけないですね」と言われます。

 職員を大事にする=利用者を大切にすることです。今の神明会の本社幹部や、印藤理事長は果たして、利用者(お年寄り)への敬意や、その家族のことを考えているのか?甚だ疑問ですが、引き続き就労要求スタンディング活動を続け、渋谷分会代表を職場に戻すよう、取り組んでいきます。


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