毎月開催している事例研究会の1月例会を1月24日金曜日に事務所で開催しました。今回は、「そろそろ労働組合作りの話をしよう」というテーマでした。地域分会支部をどう拡大していくか、一人職場でどう組合員を増やしていくか、検討を行いました。
滋賀分会では、様々な可能性を検討した上で、滋賀県長浜市でポルトガル語で作った労働相談ビラを作って配布することになりました。長浜市には、日系ブラジル人が製造工場で働いていて、集住しています。ブラジル人相手の食料品店や密集住宅にチラシを置いたり、個別にビラ入れを行う計画です。長浜には少数ながら、日系ブラジル人の組合員もいますので、彼らと相談しながら、宣伝を進めます。
すでに公然化している一人職場のA職場については、職場改善を進めて行くための要求書作りを行いました。A職場は、昨年、「雇い止め」を交渉で撤回させ、雇用を確保しました。ことしは、賃上げ要求書を出して、団体交渉で賃上げを要求します。
B職場では、職場の非正規職の労働条件の改善を取り上げることにしました。今年、4月1日から、同一労働同一賃金を含む改正派遣法・パート有期法が、大企業は2020年4月、中小企業においても2021年4月からは正式に施行されます。基本給はもちろん、一時金や福利厚生から休暇や研修に至るまで、正社員と非正規との雇用形態による差別を禁止する法改正です。不十分な点もありますが、パート、有期雇用、派遣労働者等の待遇を改善するテコとして活用できる可能性が大いにあります。これをしっかり学習し職場で活かしていくことにしました。
そのための学習会を、2月29日19時からエルおおさかで開催することになりました。