不当解雇は許さない 社会を変える

ワツコ㈱争議を支援する会が発足!

若者の過酷な就労環境                           

2月21日、呉竹文化センターにて、およそ30人以上の方にお集まりいただき、「ワツコ㈱の試用期間不当解雇撤回の闘いを支援し、若者が人らしく働き続けらる社会をめざす会」(略称:ワツコ争議を支援する会)が発足致しました。

結成当日は、国家的組合つぶしと闘う全日本建設運輸連帯労組関西生コン支部東リ偽装請負争議を闘うL.I.A労組、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)、MDSなど各労組団体や向日市議会議員杉谷伸夫さんのご挨拶や、当時者Aさん自身の決意表明、若者の就職の実態等を共有しました。

若者は今、過酷な就労環境に置かれています。今回のワツコ株式会社争議を通して見えてくる、若者の就労問題と労組の闘いを、若者と世間の人たちに広く知って欲しいという思いから、この会は結成されました。二人に一人が非正規雇用である現代では、若者は安く使える都合の良い労働力として、使い捨てにされています。参加者はこの運動を通して、過酷な労働環境にある若者が、人らしく働き続けられる社会の実現を目指します。

なぜ試用期間解雇と闘うか

ワツコ株式会社は、試用期間を理由にAさんを解雇しました。それに抗議すると、人格攻撃などの嫌がらせを行ってきました。現在、ワツコ㈱とは、大阪地裁にて裁判中です。

 質疑応答の場では、「なぜワツコ株式会社と闘うと決めたのか?」という質問を頂きました。Aさんは、「試用期間での若者使い捨て解雇は、自分自身のためだけでなく、すべての若者のためになる、という想いで闘っています。労働闘争を経験する中で精神的にも、知識的にも強くなった、という実感があります。このことを、苦しんでいる若い人みんなに知って欲しいのです。」との発言がありました。

向日市市会議員の杉谷市議からは、「議員活動を勉強するために、インターンシップの学生が2人、私のもとに来ている。何としても、この集いに来てもらったら良かった。」と仰って頂き、参加者も非常に勇気づけられました。

若者が学校を卒業したあと、安定した職に就けないということは、若者が悪いわけではありません。しかし、非正規雇用が浸透しているという社会情勢のせいではなく、若者個人が忍耐・能力が無いと、問題をすり替える世論が横行しています。

人材紹介業の問題

若者の就労問題において、仲介業者(人材紹介業)も問題のひとつです。Aさんも就職支援サービスを利用してワツコ㈱を紹介されました。謳い文句は、「優良企業のみ紹介」でしたが、試用期間解雇を平気で行う会社は優良企業からほど遠いです。

若者の就労環境はどのように悪化しているのか?

 上場企業の人事を10年ほど経験した広木さんが、詳しく解説してくれました。

広木さん「ワツコとの不当解雇争議を見ていて、改めて若者の就労環境の悪化と人材紹介業の実態には相関関係があると気づかされました。若者の就労環境の悪さという点に関しては出来るだけ安く若者を調達したいという企業の本音があります。実際、不当解雇の被害者である麻理さんの活用した若者向け人材紹介会社では、若者が試用期間内などの早期に離職した場合は人材紹介料を返金するという規定をアピールしていました。

会社と社員の間で労使紛争が起こってもすぐに解雇にすれば採用経費が無料になるということで軽はずみな解雇を誘発しており、非常に問題があります。若者限定の転職エージェントは一般的な転職エージェントに比べると破格の値段で若者を大量に調達できるため企業からは人気があるということです。」

ブラック企業との悪循環を断ち切る

Aさん「実際に利用してわかったことがあります。若者はブラック企業に入ることで、心と身体を傷つけられている、ということです。ブラック企業に何回も引っ掛かったり、自信をなくし、そのことでまた悪い企業に引っ掛かりやすくなる、という悪循環に陥っているのです。」

この悪い流れを断ち切り、ブラック企業は社会問題だという正しい認識を持ち、若者に当事者意識を持ってもらい、若者の就労状況は過酷だと、世論に広く、ひろく訴えていきます。

支援をする会発足にあたり、参加者一同改めて決意を固めました。どうか皆さんの、知恵と勇気で強く支えてください。宜しくお願い致します。 

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