偽装請負・違法派遣許さない(東リ事件)組合の行事

第25回定期大会を開催

大阪のユニオンとして第25期

 大阪のユニオンとして1998年9月20日の結成以来、歴史を重ねてきたなかまユニオンが、7月2日、第25回定期大会を開催し、第25期を迎えました。定期大会の会場となった大阪市内のPLP会館には、ネット参加も含めて約50人が参加しました。

 広報担当の執行委員が作成したオープニング動画で、1年間の取り組みを振り返りつつ大会はスタート。
 徳島県の大鵬薬品工業労組田辺利之,北大阪ユニオン木村真委員長,管理職ユニオン・関西寺尾そのみ書記長から連帯のあいさつをいただいた他、全国及び韓国の多くの労組からもメッセージをいただきました。

東リ争議は第2ラウンド

 田中充郎執行委員による情勢報告では、東リ偽装請負事件は最高裁の勝利で終わるものではなく、5人を職場に戻す第2ラウンドの闘いが開始されるのだとの報告がありました。5人の労働条件についても、期間の定めのない雇用へ転換させると同時に正社員扱いされる状況へと、法的環境の整備へと進んでいく闘いであることが示されました。

誇るべき2つの勝利

 一年間の活動の総括で象徴的だったのは、東リ偽装請負裁判の最高裁での確定と、教職員支部の梅原聡組合員の君が代再任用拒否国賠裁判の最高裁での確定という、6月の2つの争議勝利でした。2つの画期的勝利をくす玉を割って、花束を贈呈して祝いました。また、教職員支部の学校でのパワハラ労働相談についての着実な取り組みも特筆すべきものでした。

7大重点方針

 次年度方針として、7大重点方針を含む議案が採択され、スト権も含めて1年間の闘う方針が確立されました。7大重点方針とは、①東リへの職場復帰、不安定雇用撤廃全国運動を②神明会ラアケソニア分会を応援する会(仮)の結成③アメリカ村デモを7月、11月、3月に、ユースの力で成功させます④ケアワーカー(福祉・医療・保育)の合同学習会を企画し、力を合わせます。⑤規約改正投票を行います。⑥相談件数を年間500件に⑦12月「春闘スタート集会」を成功させます。以上の7つです。

若い役員を選出

 次の大会までの役員の選出では、引き続き井手窪啓一執行委員長以下の執行委員が再任されるとともに、新たに20代・30代の若い執行委員が選出されました。大会議長や大会運営委員も若い組合員が担い、着実に次の世代の成長が垣間見えました。
 また、韓国の希望連帯労働組合のチェ・オス組織局長が、日本担当から外れられることも含め、なかまユニオンからの感謝決議も確認しました。
 「団結がんばろう」で、大会を締めくくり、同じ会場で交流会を楽しみました。

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