退職勧奨を撤回

職場での退職勧奨をユニオンではねかえしました。組合員の報告です。

理不尽な退職勧奨

　私は、大阪の食品卸会社に勤めています。

　2021年12月、会社で同僚より嫌がらせをされた上に暴力を振るわれる事件がありました。元々パワハラ気質のある会社でもあり、今だけの事では無い、そして、自分だけの事では無いという思いから警察にこの件の被害届を出しました。この被害届を出した事に対して、会社とグループ会社が大変怒り、最終的には暴力を振るわれた私の方が退職勧奨を受けることになりました。

コンプライアンス窓口は機能せず

　グループの本社のコンプライアンス委員会にも報告しましたが、「嫌がらせは事実としてあった。暴行も暴力を振るった本人も認める事実である。しかし、コンプライアンス上の問題は無い」と納得しようもない答えが結論とされてしまいました。

ユニオンに相談

　会社では、仕事内容を変えられ、退職勧奨を受けている状況の中、なかまユニオンに相談に乗っていただきました。夜の7時に時間を空けてもらったこともあり、1時間以上、話を聞いてもらうことになりました。すぐに労働組合加入通知を会社に送って頂き、それによって退職勧奨は無くなり、仕事内容も以前に近いものに戻る事が出来ました。その後、給与の手当てが勝手に変更されるという事がありましたが、それに対してもすぐ団体交渉を申し入れて頂きました。

仕事に向き合う

　団体交渉は、今も継続中ですが、今現在は、会社やまわりからの嫌がらせは無くなり、一所懸命に仕事に向き合う毎日です。なかまユニオンに相談し、加入していなければ、きっと納得のいかない結末になっていたと思います。

　今はなかまユニオンの意義を実感、感謝しており、なかまユニオンや組合員に対し、協力出来ることがあるならできる限り協力しようと思っています。

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