関生弾圧許さない

働きやすい職場を取り戻す:関西生コン

 12月23日夕刻は、連帯ユニオンの西山直洋書記長に事務所まで来ていただいて、関西生コン支部への刑事弾圧・組合つぶしについての学習会を行いました。

 西山氏によれば、刑事事件民事事件含め、裁判や労働委員会での係争が、現在40件近くにのぼっているそうです。そのうち団交拒否など労働組合つぶしについては、労働委員会で20件近い組合勝利命令が出ているとのこと。

 足掛け5年にわたる刑事弾圧と組合攻撃にも関わらず、連帯労組関西生コン支部は踏ん張っている。その中で出てきたのが、関西生コン支部の拠点職場であり労働者運営企業であったTYK高槻生コン工場の物理的破壊です。経営側が、工場の門を破って電気を切断し工場を破壊する様子や組合員が24時間体制で工場を守ろうとする様子が、DVDで上映されました。まさに暴挙ですが、工場解体作業で高濃度アルカリ汚染水を地域に垂れ流し、放射性物質を紛失するという事態は、高槻市議会でも問題になっているそうです。

西山直洋近畿地方本部書記長

 関西生コン支部への攻撃は、生コン産業で働く労働者の労働条件の悪化をもたらしました。具体的には、生コン産業の労働者の平均年収は800万円から500万円に低下、日々雇用労働者の日給が2万5千円から1万8千円に低下、完全週休二日制が崩れ土曜日出動も普通の長時間労働に、定年年齢の65歳から60歳への引き下げなどなど。さらに、解雇も乱発、組合との労働者供給契約の打ち切りも。しかしこのことは、当然ながら関西生コン支部以外の労働者の中にも大きな不満を蓄積しているようです。

 力仕事は無く、8時から16時が定時で、有給での生理休暇を組合活動で勝ちとっていた生コンの職場は、女性にとっても働きやすい職場であったそうです。
 
 早くそういう職場を取り戻さなければなりません。

 1月1日元旦行動が10時大阪府警前、1月18日10時30分から大阪地裁809号法廷でTYK生コンの組合員10名全員の意見陳述があるそうです。参加しましょう。

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