3月2日、6日と続く重要な判決を控えて、2月18日、大阪豊崎西公園に、関西生コン支部への不当弾圧は許さないと、関西各地の反弾圧実行委員会、労組、市民団体の仲間310名が結集して、決起集会が開催されました。
主催者を代表して、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会の小林代表があいさつ。北海道、九州、本州で4箇所、そして急遽四国での開催が決まり、全国7箇所で決起集会が行われ、確実に闘いは広がっているとの報告がされました。
続いて、関西生コン支部湯川委員長が、裁判闘争の現状、生コン産業に携わる労働者の現状等の情勢を報告し、たとえ不当判決が出されたとしても決して後退はしないと力強く発言。コンプライアンス活動が犯罪にされようとしている事件の判決が、3月2日に大津地裁で出されることから、その日の大津地裁結集が訴えられました。この国の政治は、「強きを助け弱きをくじく」ために行われており、「弱きを助け強きをくじく」ためにこそ労働組合は存在している、弱いからこそ団結して声をあげ続けなければならない、それが社会を変えていく力になる。だからこそ、権力はそれを恐れて弾圧する、絶対に屈しはしないとの決意が表明されました。
和歌山地裁の不当判決で有罪判決を受けた組合員からは、3月6日に大阪高裁で判決が出されるので、大阪高裁前に結集をとの訴えがありました。元暴力団員が関西生コン支部の組合事務所周辺に連日姿を見せるようになったため、和歌山広域協組に事実確認のため出向いたことが、強要未遂、威力業務妨害で和歌山地裁では有罪とされたのだといいます。
TYK高槻生コン支部の組合員からは、社長と大阪広域協組が結託して、組合員が働く工場が無法に解体され、働く場所を奪われてしまったが、その責任を取らせ、必ず職場に戻るとの決意が表明されました。
なかまユニオン参加者は、ここでカンパ隊となって、参加者からのカンパ集めに奔走した。その間、集会は歌で盛り上がっていました。
その後、反弾圧京滋実行委員会から、3月2日大津地裁判決行動参加の呼びかけ、反弾圧兵庫実行委員会から、関西生コン支部組合員の闘いと日常生活が描かれたドキュメンタリー映画『ここから』上映会の報告等の連帯あいさつが行われました。
集会後、豊崎西公園から、阪急梅田駅近辺までサウンドデモ。警察がよく許可したなと思うような、道路は広くはないけれども歩道には人があふれているというデモコースを、叫びながら行進。多くの人から注目を浴びました。スマホで撮影する人、手を振ってくれる人、連帯の意思表示をする人も。デモ参加者も大いに盛り上がりました。