3月24日『何とかしろ物価高!賃金上げろ!春闘デモ』に取り組みました。コミュニテイーユニオン関西ネットワーク主催の春闘デモも今年で3回目。90%以上の雨の確率で、集合場所の大阪市堀江公園に集まり始めたころは、小雨でなんとかデモもやれそうだと思っていましたが、だんだん雨脚が強くなりどうなることかと心配になってきました。
出発集会は、コミュニティユニオン関西ネットワーク共同代表京都ユニオンの笠井委員長のあいさつで始まりました。
各ユニオンから春闘の報告
各ユニオンの春闘の取組の報告が続きます。京都ユニオンでは複数職場で春闘要求を出して交渉中。昨日はユニオンネットワーク京都の主催で春闘決起集会とデモに取り組んで、大いに気勢を上げたということです。
連帯労組関西ゼネラル支部も20数職場に春闘要求を提出して交渉中。大橋副委員長からは、関西ゼネラル支部となかまユニオン、北おおさかユニオンの3ユニオンで今年始めて、「非正規春闘関西」の取組を始めたという報告があり、非正規春闘の共闘を強化拡大したいという報告がありました。
なか卯でストライキをします
なかまユニオンからは、非正規春闘として取り組んでいるなか卯の取組の報告がありました。報告した井手窪委員長は、次のような報告を行いました。「なか卯は3月29日に正社員の賃上げを発表するが、非正規労働者は最低賃金任せになっている。団交で更衣事件の賃金を払えということと、出勤時間の不払いになっている15分未満切り捨て分について支払いを求めても、『マニュアルでは打刻してから更衣することになっているはずだ』と建前だけを言ってごまかしている。非正規も15%の賃上げをしろと3月26日7時30分布施店でストライキをする。応援してほしい」自治労公共サービスユニオンからは、着実な賃上げをかちとっているという報告がありました。
25%の賃上げを実現しました
参加者が「ほー」と驚きの声を上げたのが、管理職ユニオン関西副委員長の報告で「昨年は25%の賃上げをかちとった。今年も大幅な賃上げをかちとりたい」とのことでした。
サポートユニオンwithyouと北大阪ユニオンからもそれぞれの報告がありました。
労組報告の後は、本日のコールの練習を行い、集合写真を撮って、出発に備えました。
15時ちょうどにデモ隊は、3列縦隊で堀江公園をスタート。なんとこの頃には幸いにも雨がすっかり上がってしまいました。
アップデートしたコール
デモコースは、アメリカ村を抜けて御堂筋を南下するいつものコースです。雨模様であったとは言え、アメリカ村は若者が溢れかえっています。ジョンデンバーの『カントリーロード』の替え歌や『アンパンマンマーチ』の替え歌は、おなじみのものですが、今の情勢を踏まえてアップデ―ト。賃上げとともに、イスラエルのガザ攻撃の中止や、大阪万博・カジノの中止も訴えます。今日はとりわけ沿道の通行する人々の注目を大きく集めたように思います。スマホを構えて記録する人が多かったです。手を振ってくれる人も多くいました。
春闘は大企業だけのものではない
コールの合間に北大阪ユニオンの木村委員長がスピーチで春闘を訴えました。「春闘というと連合とか大企業の組合の物で、自分たちには関係ないと考える人も多いかも知れません。そんなことはありません。」絶妙の語り口は、通行する人の耳目を集めていたように思います。
なんばまで楽しく歩き、沿道の人々に賃上げを訴えました。さあ、春闘はまだまだ続きます。労働組合の力で賃上げを勝ち取っていきましょう。