
なかまユニオンは、同社の社長兼会長によるセクハラ・パワハラなどのハラスメント行為、そして被害を受けた社員への不当な対応について、真摯な改善を求めています。
新卒入社わずか2ヶ月で発生した不同意わいせつ行為
佐藤さん(仮名)は、新卒入社からわずか2ヶ月という早期の段階で、業務中に社長から不同意のわいせつ行為を受けました。これは働く人としての尊厳を著しく損なう重大な問題であり、本来会社が最優先で取り組むべき被害者保護と安全確保が全く行われませんでした。
会社は事実を把握しながら、被害者の同意を得ることなく、加害者本人である社長へ2度も直接報告するという信じ難い対応を行っています。この行為は被害者の恐怖と精神的負担を大きく増幅させ、典型的な“セカンドハラスメント”そのものです。さらに、新卒という弱い立場と社長という絶対的権力の中で起きたこの問題は、単なる個人間のトラブルではなく、会社の権力構造と組織体質が生んだ深刻な人権侵害であり、被害者ではなく加害者を優先して守るような一連の対応は、組織としての姿勢を明確に示しています。本件は「声を上げた側がさらに傷つく」という悪しき構造を露呈しており、決して社会が見過ごしてはならない事案です。
告発後に続いた不当処分
2025年3月、中山さん(仮名)が経営幹部会議にて社長より「1人1つ以上理解できないことや心の中の疑問等を述べて下さい」と言われたので申し上げた所、社長の逆鱗に触れ不当な対応を受けました。
さらに、同時期に社長によるハラスメントの内部告発後には社労士と会社が一体となって、またしても不当な対応が行われました。会社から委託を受けた社労士からも信じられない2択を迫られることになりました。この過程で、中山さんはうつ病を発症し、心身が深く疲弊しました。
6月の団体交渉により不当対応の1つは解決しました。
また、セクハラ・パワハラについては第三者委員会を設置し、全面的に調査することが会社と約束されました。
しかし第三者委員会による「報告書」は何度求めても提出されず、会社が事実を隠していると疑わざるを得ません。加えて、夜中に組合員の業務アカウントへ不正アクセスされたり、必要な業務情報を意図的に渡さないなど、不当な行為は現在も続いています。こうした状況の中、組合員の体調は再び悪化しています。
長年続くハラスメント体質への強い懸念
中山さんはこれまでも、同様の被害に苦しみながら退職を余儀なくされた社員を見てきました。
中山さん自身も過去に社長によるハラスメントを会社へ訴えましたが、当時の会社対応は社長への口頭注意のみで、具体的な改善策は取られませんでした。
社長のハラスメントが原因で退職者が毎年のように出ている現状を見過ごすことはできません。
泣き寝入りをすれば、また同じ被害者が生まれます。
だからこそ、私たちは闘う決意を固めました。
現在の問題は個人間のトラブルではなく、会社の体質そのものが抱える深刻な構造的問題です。
被害者の声を軽視し、説明責任から逃れ続ける姿勢に、強い憤りを感じています。

私たちは泣き寝入りしません!
このままでは新たな被害者が生まれ続けます。
不誠実な対応には、社会的責任を求めていきます。
働く人を守らない体制は、今こそ見直されるべきです。
みなさんのご支援、よろしくお願いします!








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