不当解雇は許さない

ニホンゲンマ事件、就労闘争を頑張るA君!!

二ホンゲンマとは

ニホンゲンマは、大阪市淀川区にあるハンダ製造販売の会社です。

2023年4月20日、A君は作業現場において指を骨折する怪我を負い、労災を使ったところ、退職勧奨を受け、実際に解雇されてしまいました。

大怪我を負ったAくんに、社長は「退職を通告するために呼び出した、労災も使われて会社は非常に迷惑、3ヶ月だけ最後のチャンスを与えるけど、課題を与えるけど、それができなければ強制的に解雇する、君の意思や希望は受け付けない、君が開発技術部に在籍していた時に、労務提供が不完全であったのでその時点でもうすでに解雇ができていた」などと発言しました。

現在、会社側は団体交渉を1度行っただけで以降拒否しています。不当労働行為として労働委員会へ申立て、一日も早く団交を再開するよう求めています。また。解雇撤回を求め、大阪地裁にて裁判でも争っています。

理不尽な解雇に負けないため、「自分は絶対に職場復帰するぞ!」と意思表示するため、A君となかまユニオンの組合員は、就労闘争を行っています。毎月2回:第2月曜日と第4月曜日に、ニホンゲンマ工場前において、会社側の一方的な解雇に反対すること、A君には職場に戻る意思があることを伝えています。

暑い日も寒い日も、風の日も嵐の日も、就労闘争

 最初の頃は緊張した面持ちで、マイクアピールも出来なかったA君。ニホンゲンマの工場前では、代わりに組合員が訴えをしていました。「解雇撤回を求めて闘っています。必ず職場復帰します!」と、工場内を行き交う社員達に訴えました。工場内にも社長と面識のある重役や社員が居たので、「違法なこと、恥ずかしいことをしているのは会社の方ですよ。」と当たり前のことを伝えてきました。

ありえない解雇理由!ボウリング大会に遅刻したからクビ

 「なぜA君を解雇したのですか」という問いに、ニホンゲンマ側はありえない回答をしています。裁判所に提出する書類にも書いてあります。「A君がボウリング大会や納涼大会に遅刻した。協調性に欠けているから。」という理由で解雇したというのです!これっておかしくないですか?

 怪我をした社員を会社から放り出すという、無責任な解雇をした事は棚に上げて、解雇理由を従業員に責任転嫁したのです。〇〇大会というのは時間外労働で、出席義務がある物ではありませんでしたし、遅れた時間も5分程度だったといいます。

こんな理不尽な解雇は絶対撤回だ!

 段々とアピールに慣れてきたA君。マイクで発言することも出来るようになりました。会社側も、最初のうちは就労闘争をする、なかまユニオンの組合員を隠し撮りしていましたが、注意したところ、あからさまに映像を撮ったりはしなくなりました。その代わりに、就労闘争の申し入れに塩対応し、きちんと対応しなくなってきました。

 A君も第2・第4の月曜日は、工場前で就労闘争をするものだ、という決心が固まり、足取りも力強くなっていきました。

 「お昼休憩の時間にお騒がせしています。」「必ず職場に戻ります。現在、大阪地裁にて裁判でも闘っています!」と力強く訴えています。なかまユニオンはこれからもA君を支え、就労闘争を支援していきます。

スシロー交流会でワイワイ:近況報告など

 いつも就労闘争のあとは、工場の近所のスシローで交流会を行っています。お寿司だけでなく、ラーメンやデザートもあり、ワイワイと交流しています。茶碗蒸しも美味しいです。なかまユニオンの組合員同士でも、交流を深めるのは大切です。

 スシローといえば、2023年の東京における『非正規春闘』で話題になりました。東京都内の店舗に勤めるDさん(20代男性、大学生、アルバイト)が、準備時間や1分単位での賃金支払いを求めるため、総合サポートユニオンに加入したのがきっかけでした。記者会見や、東京・埼玉・仙台で同時ストがありました。その結果、東京店舗では自給1,200円から1,400円アップしました。仙台・徳島でも数十円の賃上げが行われました。

 なかまユニオンでも、24年非正規春闘の講演会にて紹介され、詳しく知りました。なかまユニオンでは、非正規で働く人の賃金アップにも取り組んでいます。

ニホンゲンマ㈱は解雇撤回してA君を職場に戻して下さい

 去年の夏に事件が起こり、もう半年以上が経過しています。ニホンゲンマには不当解雇を撤回し、

早期解決に向けて努力して欲しいです。引き続き就労闘争を頑張るA君に、何卒暖かいご支援、ご声援を宜しくお願い致します。

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