組合の行事

年初、パワハラ問題を解決を祝い、賃上げ・労働条件の向上を誓う

 1月14日、なかまユニオンの旗開きを開催し、新春のスタートを切りました。スライドで1年間を振り返った後、パワハラ事案の勝利報告をくす玉割りと花束贈呈で祝いました。

派遣先の責任を認めさせた

 派遣労働者が、派遣先でパワハラを受け、うつ病を発症するという事案でした。派遣労働者は派遣元の派遣会社と雇用関係を結んでおり、通常は派遣会社に団体交渉応諾義務があります。しかし、安全問題など派遣先企業の指揮命令下で起こる問題については、派遣先に団交応諾義務があります。この案件は、派遣先企業がさらに別会社に業務を丸投げしているという案件であり、派遣先企業は団体交渉を一切拒否し、責任を取ろうとしませんでした。

 派遣先企業の団体交渉拒否について、大阪府労働委員会に、団交拒否の救済申立てを行い、事実調査を進めるとともに、派遣先企業との和解を追求してきました。派遣先企業は和解も一切拒否してきましたが、労働委員会の熱心な説得とおおさかユニオンネットワークなど抗議行動の積み重ね結果、派遣先企業が態度を一変。派遣先企業との和解が大阪府労働委員会の場で成立しました。派遣先企業が当事者として問題解決をした貴重な実例だと思います。組合員は、「組合の力があったから解決できた。今後も頑張ります」と喜びと抱負を語りました。

業種別の運動と10%の賃上げ春闘を

 続く執行委員長あいさつで、井手窪委員長は、「なかまユニオンを10倍化する目標に向けて、医療介護福祉支部、教職員支部のような業種別・職種別支部の運動を広げていこう。また、『10%の賃上げ』という目標を掲げて春闘を闘い生活を守るための運動を強化しよう。取り組みを社会的に共有していくために、HPを強化しよう」などと参加者に呼びかけました。

手作り料理、歌や踊りで交流

 棒棒鶏、ポテトサラダ、出汁巻き、煮豚、黒豆、稲荷寿司、一口ハンバーグ、みんなで用意した手作り料理が本当に美味しかったです。医療介護支部の『ユニオンサンバ』、教職員支部の『万博いらない音頭』、京都支部の『ソリダリティー・フォーエバー』、など、組合員の歌や踊りの出し物を楽しみ、おなじみの川柳大会を開催しました。

パワハラと闘って10年

 アピールタイムでは参加した組合員がそれぞれ自由にアピールしました。パワハラと10年闘っている組合員が1日30分の仕事さえ取り上げられ、改めて団交で会社を追求してくというアピール。病院勤務で夜勤や仕事を取り上げるパワハラで精神疾患を発症し労災申請をしている組合員、賃金差別差別を裁判で闘っている組合員、様々な発言を受けて、24年も力を合わせていくことを確認しました。

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