福祉・医療職場分会・支部の取り組み

就業規則の公開と説明を!

なかまユニオン神明会ラ・アケソニア分会

 同分会は、医療法人神明会 介護老人保健施設ラ・アケソニア(箕面市)で働く労働者が加入している労働組合です。

本文とは関係ありません

 許されたのは閲覧だけ

2023 年 1 月 1 日から就業規則が大幅に改定されようとしています。

12 月8日、労働者代表としての意見を12月22日までに提出するよう労働者代表に依頼がありました。就業規則を改訂しようとする場合は、事業主は、労働者の過半数が加入する労働組合または、過半数を代表する労働者代表の「意見書」を改訂する就業規則に添付して労働基準監督署に届け出なければ、なりません。12月8日に初めて、就業規則が改定されようとしていることが判明しました。その改定版就業規則一式はM副施設長が保管していました。労働者代表は、「業務として」事務所奥でのみ閲覧するよう言われました。日勤の業務中は閲覧する時間をとることは無理なので、終業後の残業として認めると言われました。

全労働者への公開を拒否

労働者代表は、改定内容を全労働者に開示するよう求めました。家族介護教室の掲示板などに掲示して誰でも見ることができるようにと。

しかし、認められませんでした。「労働者代表個人の意見を」とのことでした。

意図的にか、その改定内容をアケソニアの労働者に知らせないようにすること自体がおかしいと思います。職員を信用していないのか?と思います。

組合要求でやっと資料手渡し

労働者代表は、神明会ラ・アケソニア分会の代表も兼務しており、労働組合からの要求として、改定就業規則についての団体交渉と、改定就業規則を交付するよう(手渡すよう)要求しました。

その結果、21日になって、やっと手渡されました。

26日までに意見書の提出を求められましたが、あと5日しかありません。内容が大変多く意見をまとめられません。

例えば、服務規則・信用保持・服務規律の合計 22 項目が 55 項目に増やされます。新しくは、「上司に反抗しない・無視しない」などが加えられています。また、賃金規程では残業計算の元となる所定内賃金の手当が変更となっています。

あっせんを申請

大阪府労働委員会へのあっせん(斡旋)の申請を行いました。

膨大な改訂で、賃金体系の変更など重要な労働条件の変更であるにも関わらず、何の説明も無く、検討の時間もなく、全体の労働者の意見を聞けない状態です。

就業規則について労働組合との団体交渉に応ずるように斡旋を申請しました。1月11日以降に法人が大阪府労働委員会に出向いて聞き取り等に応ずるとのことです。育児休業・介護休業等に関する労使協定 の締結を提案されています。

育児休業・介護休業の申し出があっても、法人がその申し出を拒むことができる職員の範囲を決めるものです。例えば入職後 1 年未満の者は対象外とするものです。この協定についてみんなで検討する必要があると思います。(2022年12月29日)

タイトルとURLをコピーしました